安城市緑町 ミドリペットクリニック0566-77-6047

目標毎日更新
動物病院の日常、広報、呟き
午前9:00-12:00 午後4:00-7:00
休診:日曜祭日、水午後

デフレからの脱却・・・まずはそこからⅥ

2012年05月22日 | 政治経済
「ケインズ主義はもう古い、90年代後半効果がなかったじゃないか」とよくいわれます。
ほんとうにそうなんでしょうか?
『民間の負債額』は80年代からしばらくずっと伸びています。これは景気がいいということです。
家計と違って、企業は負債が増えるのは悪いことではありません。景気がいいと企業は銀行からお金を借ります。
公共投資も80年代から負債が伸びています。
負債が伸びて景気がよくてインフレの時は、ケインズ主義においては公共投資の削減をしなければなりません。
ところがなんと日本では1986年から公共投資を増やしてしまったのです。景気がいいのに公共投資を増やしたのです。
こうしてバブルを招きました。

なぜあのとき公共投資を増やしてしまったのでしょう。
そうです。アメリカが貿易不均衡是正ということで「内需拡大を要求」してきたのです。
景気がいい日本で、内需拡大はこれ以上やってはいけないのですが、日本は前川リポートに沿って、
国内においてリゾート開発をせざる得なかった。景気がいいのに公共投資を増やしてしまいました。
ケインズのいうことを聞かないのでバブルが起きてしまいました。
91年、順調に増えていた民間負債が突然鈍化します。これがバブル崩壊です。
バブルが崩壊したので公共投資を増やしています。従って負債は横ばいのままです。
公共投資によってデフレになるのを崖っぷちで支えていたわけです。
ところが、橋本内閣あたりからこの公共投資を減らしにかかります。
それが96年です。そのとたんに民間負債が減っていきます。
「負債が減る」とはこれがデフレです。
「負債が減る」とはヤバイことなんです。ケインズ主義ではデフレの時は公共投資を増やすべきなんですが、
政府は公共投資を一貫して減らし続けるんです。こんなことやったらデフレから脱却できないに決まっています。
我が国では80年代後半から今に至る20年間、ケインズ主義とは逆のことを2度連続して行ってしまったのです。
そんなことをすればどんな国でも簡単に20年間くらい失います。
これが「ケインズ無効論」がでたらめだという理由なのです。

☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
フィラリアの予防を開始しましょう、できれば5月中にね。
ワンちゃんたちの狂犬病ワクチン接種の時期です。できれば6月30日までにお願います。

6月の予定
6月9日(土)学会出席のため獣医師全日不在です。スタッフは常駐しております。詳しくはおたずねください。
6月23日(土)学会出席のため獣医師全日不在です。スタッフは常駐しております。詳しくはおたずねください。