(今夜とあすはふたご座流星群を見よう(国立天文台) )
① ""13・14日「二夜連続で見よう!」年間最大のふたご座流星群 チャンス到来""
2018年12月13日 11時09分
今夜13日とあす14日は、年間最大の流星群である「ふたご座流星群」が見ごろを迎える。太平洋側を中心に晴れるため、流星観測には好条件だ。寒さ対策をしっかりして、流れ星に願いを込めよう!
1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と共に「三大流星群」と呼ばれるふたご座流星群は、一晩あたりに見られる流星の数としては年間最大で、条件が揃えば一晩に500個見られる年もある。
ただ、ほかのふたつが夜半から未明の時間帯を中心に流星が出現するのに対して、ふたご座流星群は夜8時ごろの早い時間帯から出現が始まるので、子供と一緒に観察できるのが魅力だ。
(ふたご座流星群と放射点(国立天文台))
② 夜8時ごろから観測開始
今年は14日午後9時ごろに活動が最も活発になる「極大」を迎えると予想されているが、観察のチャンスは今夜から始まっている。両日とも夜10時以降は流星の放射点が天高く上がって、月も早めに沈むため、月明かりの影響を受けず、絶好の条件となること間違いなし。
国立天文台によると、夜空が十分に暗い場所であれば、最も多いときは1時間あたり40個程度の流星を見ることもできるという。ふたご座流星群の流星は、ふたご座の2等星カストルの近くに放射点があるが、流星は夜空のどこにでも現れるので、暗さに目が慣れるまで最低でも15分間は観察を続けよう。
望遠鏡や双眼鏡を使うと視野が狭くなってしまうため、肉眼で構わないが、防寒着や寝袋など寒さ対策は十分に。
③ 太平洋側はバッチリ
気になる天気だが、民間の気象会社ウェザーニューズによると、今夜からあすにかけては北日本を低気圧が通過し、15日には冬型の気圧配置となる予想だ。
関東から西の太平洋側は雲が少なく、晴れるところが多いことから流星観測には絶好の条件だ。東北の太平洋側では日本海側から流れ込む雲がときどき邪魔するものの、一晩中雲が広がり続ける心配はなさそう。
一方、日本海側は寒気の影響で雲が広がりやすいため、観測には厳しい条件となりそうだ。
ふたご座流星群の活動期間は長く、すでに今月4日ごろから始まり、17日ごろまで続くと考えられている。きょう、あすが見られなくても、土日にチャンスはめぐってくるかもしれないので、あきらめないでほしい。
(2014年のふたご座流星群/国立天文台撮影・制作)
太平洋側では好条件(ウェザーニューズ))