森羅万象・考える葦  インターネットは一つの小宇宙。想像、時には妄想まで翼を広げていきたい。

好きなアニメ・漫画、趣味の語学・数学・宇宙、真剣に防災・政治・少子高齢化まで興味の赴くまま自由に大胆に考えていきます。

【msn/ダイヤモンドonline】 9月20日06:00分、""モス食中毒は静観!?マック異物混入は叩いたマスコミ「豹変」の理由 ""

2018-09-20 11:24:21 | グルメとグルマン ; 郷土料理・名物から食料危機・水危機まで…

(モスログ)



(© 画像提供元 2015年、異物混入騒動でボコボコに叩かれ、株価もダウンしたマクドナルドに対して、驚くほどスルーされているモスの食中毒騒動。マスコミがここまで露骨に報道スタンスを変える理由はどこにあるのか?…)

img src="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/d2/efb469c6c9a01dac7fe6840bfab747e0.jpg" border="0">)


① ""モス食中毒は静観!?マック異物混入は叩いたマスコミ「豹変」の理由 ""

窪田順生 2018/09/20 06:00

モスバーガーが起こした28人食中毒事件が、驚くほど報道されていない。3年前、異物混入騒動で連日、ボコボコに叩かれたマクドナルドとは対照的である。このように、驚くような偏向報道は、政治やイデオロギーがらみだけでなく、企業報道の現場でも当然のように行われている。(ノンフィクションライター 窪田順生)


② マクドナルドはボコボコだったのに…モスの食中毒事件は静観!?

 4期連続の客数減で苦境が報じられるモスバーガーに、まるで追い討ちをかけるかのように「食中毒騒動」が起きてしまった。

 9月10日、長野県の「アリオ上田店」で4人が腸管出血性大腸菌「O121」に感染したと公表したかと思いきや、あれよあれよと被害者が増えていき、現在では、先月10日から23日の2週間弱の間に、関東甲信の19店舗を利用した中に、28人のO121感染者が確認されているという。

「O121」の感染者は下痢、腹痛、発熱に襲われ、重症化すると、激しい腹痛と血便を引き起こす「出血性大腸炎」を引き起こし、溶血性尿毒症症候群(HUS)を併発する恐れもある。5人の死者を出した「焼肉酒家えびす」の「O111」や、広く知られる「O157」と同様、抵抗力の弱い幼児や高齢者が感染した場合、最悪の事態を招くことも考えられる。
 運営元のモスフードサービスには、ぜひ1日も早い原因究明と、再発防止の徹底をお願いしたい。

 その一方で、個人的にはモス側の対応よりも気になってしまうのが、「マスコミの報道スタンス」だ。

 なぜかというと、かつてのマクドナルドの「異物混入騒動」の報じ方と比較すると、同じ「食の信頼」を損ねた事件かと驚いてしまうほど、あまりにも大きな「ギャップ」が存在するからだ。

 覚えている方も多いと思うが、2014年末から翌2015年にかけて、マクドナルドの全国の店舗で、チキンナゲットなどの商品に、ビニール片や人の歯などの異物混入が続発した騒動だ。発覚から2日後に役員が「謝罪会見」を催したが、マスコミからは、やれ態度が悪い、なぜ社長は出てこないとボコボコに叩かれ、株価もガクンと落ち込んだのはご存じの通りだ。

 ワイドショーでは評論家が「食の信頼を大きく損ねた」「消費者を舐めている」とプリプリ怒っていたが、実は消費者への「実害」はごく小さなものだった。福島・郡山の店舗で、サンデーというアイクリームを食べたお客さんが、混入したプラスチック片で口の中を切ったくらいで、腹を壊したとか、嘔吐したという、命に関わるような健康被害はなかったのである。


 ③ モスには会見要請も一切ナシ企業報道にも見られる「偏向」

 異物混入なんて大した問題じゃないなどと言っているのではない。口を切った怪我人1人で、マックがここまで叩かれたのに、食中毒患者を28人出しているモスの扱い方は、あまりにマイルドすぎではないか、と申し上げたいのである。

 事実、同社の広報・IRグループに問い合わせたところ、担当者は「現時点で記者会見を開く予定はありません」と言っていた。28人食中毒はマクドナルドの事件を遥かにしのぐ大きな問題であることは言うまでもない。当然、マスコミは記者会見を開催するように要請をしているだろうと思い、それを尋ねると、耳を疑うような答えが返ってきた。
「そういうご要望は一切ありませんね」

 マックの異物混入を地方紙が報道したのは2015年1月5日。そこからマスコミが大騒ぎをしたことで、客からの問い合わせも殺到し、報道から2日後の7日に謝罪会見という運びとなったことに鑑みると、不自然なほど「甘い」と言わざるをえない。

 なんて話をすると、「ははあん、さてはこいつはマックのシンパで、モスを叩きたいのだな」と勝手に赤組・白組のレッテルを貼りたがる人が多いが、そういう意図は全くない。

 企業の報道対策アドバイザーをしている立場として、ようやくネット上では常識のように語られるようになった「偏向報道」というものが、政治やイデオロギーの世界だけではなく、企業不祥事の中にも存在するということを、知っていただきたいのである。

 彼らの「偏向」ぶりを理解するには、先ほど紹介した1月7日のマックの謝罪会見場に押しかけた、「正義のジャーナリスト」たちの言動が最もわかりやすい。

 当時、某経済ニュース番組で人気を博していた美人キャスターの方は、マック側が1月3日に異物混入を把握して、5日に、同じ工場で同じ日に生産された資材の使用中止の決断したことを、「ワンテンポ間があくような感じ」だと厳しく糾弾している。

 また、在京キー局の記者も、前年の12月にサンデーを食べた客がプラスチック片で口の中を切ったことを受けて、このように語気を強めている。

「アイスクリームは怪我をされていますけれども、それは公表しなくても良かったんでしょうかね?今のお話ですと、そういうことであれば直ちに公表したほうが良かったんじゃないでしょうか」

 消費者目線に立った素晴らしい見解で心から尊敬するが、では彼らの「正義」を今回のモスバーガーにも適応させてみよう。


 ④ マックがあれほど叩かれた4つの理由とは?
 前出の広報・IR担当者によると、モス側が今回の事態を把握したのは、上田の店舗に保健所の立ち入り検査があった9月4日だという。プレスリリースで食中毒の事実を公表したのは11日。ワンテンポどころかツーテンポ、スリーテンポくらい間が空いている。美人キャスター氏の感覚では、こんな悪質な「隠蔽」はないのではないか。

 異物で口の中を切った被害は直ちにプレスリリースで全世界に公表せよ、と主張した記者も怒り狂っていいはずだ。だが、今日時点でマスコミ各社から、かつてマックへ向けられたような怒声は飛んできていない。

 3年前の会見場で、マックの役員に対して、「対応が遅い」「なぜすぐに公表しなかった」「消費者を舐めるな」と激怒していた記者たちは、みなどこかへ消えてしまったのかというくらい、モスの食中毒には甘いのだ。

 なぜこういう「偏向」が起きるのかというと、実は「報道」というのは、「中立公正」ではなく、その時々の社会ムード、他のニュースとの兼ね合い、視聴者や読者の食いつきなどに大きく左右されるからだ。

 たとえば、今回のモスとマックの扱われ方がなぜこうも露骨に違うのかというと、原発みたいに多額の広告費がマスコミに流れ込んで情報統制がなされるという「モスタブー」があるからーーとかではなく、「トレンド」や「企業イメージ」よるところが大きい。主要なものをざっとまとめると、以下のようになる。

・マックは当時、前年に中国産ナゲットが不衛生な工場で加工されたり、使用期限切れの肉を使っていたりという問題がすでにあった・マックの異物混入が発覚する前、ペヤングの焼きそばにゴキブリが混入していた事件が世間で注目を集めるなど、異物混入ニュースが視聴率を獲得するというトレンドがあった・アメリカのブランドで、グローバル企業なので、国内企業よりも叩きやすい・過去には「ミミズバーガー」が都市伝説になるなど、品質に懐疑的な人が多い

 この他にも、マニアックなところでいえば、アルバイトの労働環境などについて、内部告発もメディアに多く寄せられていた。つまり、この時期のマクドナルドは、何をしてもマスコミから叩かれるようなムードが徐々にでき上がりつつあって、その地獄の蓋が開いたのが「異物混入」だったというわけだ。


 ⑤ 偏向報道してしまうマスコミ側の本音とは?
 一方、モスバーガーはこれまでマクドナルドのように「悪目立ち」をしてこなかった。むしろ、新鮮な国内産野菜を使用し、注文されてから一つひとつ手作りする、といったポジティブなイメージが定着している。また、飲食業界の食中毒が続いたなんてトレンドもない。つまり、マスコミから叩かれる要素があまりないのだ。

 なんて話を聞くと、「じゃあ、マスコミが企業や政治家を叩くのは、相手のイメージや、その時々のノリで決めてるのかよ」と驚くかもしれない。

 マスコミの人たちは顔を真っ赤にして全否定するだろうが、実はその通りで「マスコミが叩く明確な基準などない」と思った方がいい。

 体罰問題が注目を集めたら、わっとそういう話ばかりが溢れかえるように、その時々の世論、報道のトレンド、視聴者や読者が何に関心があるのかを敏感に察知して、それに合わせた「ポジショントーク」を行なっているのに過ぎないのだ。

 何を根拠にそんなふざけたことを言うのだと怒る方も多いだろうが、マスコミ、特にテレビ局の人たちがほぼ例外なく、「放送アーカイブ」に反対していることが、その動かぬ証拠だ。

 これは、新聞や雑誌、書籍における国会図書館のように、過去に放映をしたテレビ番組を収蔵して、誰もが閲覧できる施設で、海外では当たり前ように作られている。だが、日本のテレビ局は、「権力者が報道内容を遡ってチェックできるので、現場が萎縮する」と猛反対している。なぜこんなワケのわからない屁理屈をこねるのかといえば、自分たちの「報道」というものが、実は「ポジショントークの塊」だということを、誰よりもよくわかっているからだ。

 アーカイブ化されると先ほどのマックの会見のように、辻褄の合わない話が山ほどでてくる。昔は反対だったのに今は大賛成みたいな二枚舌が派手にバレる。そうなると、「権力を監視する立派な人たち」というマスコミの特権的立場が揺らいでしまうので、是が非でも阻止しなくてはいけないのだ。

 こういう極めて偏った人たちに、「消費者を舐めているのか」「なぜもっと早く情報を出さないのだ」と、説教されてもなかなか素直に受け入れらない。むしろ、イラっとしてつい反論をしたくなってしまう。これが、謝罪会見で「失言」をする経営者が多い理由の一つである。

 同じような不祥事を起こしても、叩かれる企業と、叩かれない企業があると、「あの企業は広報対応が良かった」とか「初動対応が良かった」という話になることが多い。もちろん、それも無関係ではないが、実は「トレンド」や「企業イメージ」に起因するマスコミの「ポジショントーク」が与える影響の方がはるかに大きいのだ。


 ⑥ 偏向報道しまくるマスコミに企業はどう対応すべきなのか
 そこで気になるのは、こういう偏向報道をする人たちとどう付き合えばいいのかということだろう。

 色々な方法があるが、まず手始めに、よく広報の教科書やマニュアル本なんかに書かれている、「マスコミは中立公正」という根拠のない思い込みは、ゴミ箱に捨てることをお勧めしたい。

 コテコテの安倍信者や、ゴリゴリの反安倍の方たちと話し合おうと思っても、こちらの考えをただぶつけるだけでは、「黙れ、低脳」「ファシストの言うことなど聞けるか」などという一言で片付けられてしまうだろう。彼らのイデオロギーを受け入れたうえで、彼らの世界観の中で通用する言語で粘り強く、コミュニケーションをとり続けていくしかない。

 実はマスコミ対応もこれと全く同じことが言える。
 彼らは今、どういう「ポジション」に立っているのか。どういう世論を忖度しているのか。マスコミの「偏向」を受け入れたうえで、彼らのポジショントークを先まわりして、粘り強く「着地点」探して行かなければ、壮絶なメディアスクラムに遭う恐れもある。

 あなたの会社がモスになるか、マックになるか。その運命を分けるカギは、残念ながら偏向しまくっているマスコミ側が握っている。なんとも理不尽な話ではあるが、これが「危機管理広報」とみなさんが呼んでいるものの、厳しい現実なのだ。


 
⑦ マックの広報;お詫び(凡太郎アップ)
  … オフィシャルサイトから

【お詫び】食中毒事故の発生について

発症されたお客様とそのご家族の方々、並びにご心配をお掛けしたお客様、関係者の皆様に、心より深くお詫び申し上げます。
 
★★ モスバーガー店舗における行政処分のお知らせ並びに再発防止の対策について

 ニュースリリース

 (1)2018/09/16
モスバーガー店舗における行政処分のお知らせ
 
 (2)2018/09/14
食中毒事故に関する再発防止の対策について

(3)2018/09/10
食中毒事故に関するお詫びとお知らせ

※ 文章の一部をコピーしようとしましたが、PDF形式が原因なのか、コピー内容が
  次のように重複してしまいますので、詳細な内容を知りたい方は、モスの
  オフィシャルサイトにて、お願いします。

2018201820182018年 9月 10日
各位
株式会社モス フードサビ株式会社モス フードサビ株式会社モス フードサビ株式会社モス フードサビ株式会社モス フードサビ株式会社モス
フードサビ食中毒 事故 に関する に関する お詫びと知らせ お詫びと知らせ お詫びと知らせ お詫びと知らせ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。