◎◎ 正倉院 年に一度 部屋の封印を解く「開封の儀」行われる 奈良
020年10月2日 13時28分
◇◇ 奈良時代の聖武天皇の愛用品などを収めた、奈良市の正倉院で宝物の点検や調査のため、年に一度、部屋の封印を解く「開封の儀」が行われました。
正倉院では、奈良時代に作られた校倉造りの正倉に入っていた聖武天皇の愛用品や東大寺ゆかりの宝物など、およそ9000点を宝庫と呼ばれる建物に移して保管しています。
□□☞☞ 1日は、宝物の点検や調査のため、年に一度、部屋の封印を解く「開封の儀」が行われ、正倉院事務所の所長の先導で、宮内庁の職員や東大寺の僧侶などが手や口を清めたあと、宝庫に入りました。
宝庫の中では、宝物が収められている6つの部屋の扉の封印が、はさみで解かれたということです。
正倉院ではこのあと、来月末にかけて宝物の点検や調査が行われます。
⏰⏰☞☞ これに合わせて宝物の一部、59件が今月24日から奈良国立博物館で「正倉院展」として、一般に公開されます。
□□☞☞ ことしの「正倉院展」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当日券の販売はなく、入場するためには日時が指定された前売り券の購入が必要となっています。