(天安門)

① ""〔中国指標予測〕中国貿易統計、11月は輸出鈍化へ 世界経済減速で ""
2018/12/06 13:24
[北京 6日 ロイター] -
ロイター調査によると、8日発表の11月の中国貿易統計では、輸出が前年比10%増に鈍化する見通し。前月は15.6%増だった。
来年1月の関税引き上げが予想されていたため、米国への駆け込み輸出があったとみられるが、世界経済の低迷が圧迫要因になったとの見方が多かった。
輸入は前年比14.5%増と、最近のレンジ内にとどまる見通し。前月は21.4%増と、予想外の大幅な増加を記録していた。
週末の米中首脳会談では、貿易戦争を90日間休戦することで合意。米国は来年1月1日に予定されていた関税引き上げを延期した。
貿易収支は340億ドルの黒字と、前月の340億2000万ドルの黒字とほぼ同水準となる見通し。
ノラムの中国担当チーフエコノミスト、Lu Ting氏は、輸出入の伸びの鈍化は「依然として緩やか」なもので、振れが大きいことからあまり深読みすべきではないと指摘。中国の輸出業者による米国への駆け込み輸出はまだ続いているとの見方を示した。
同氏は「広東省の多くの工場が、米中首脳会談の決裂を恐れて、11月末に操業を停止したことは、言及に値する」とも指摘。日欧の需要低迷が11月の輸出鈍化の原因になるとの見方も示した。 👀
多くのアナリストは、来年1月の輸出が大幅に落ち込む可能性を指摘していたが、米中が一時休戦で合意したため、1月の輸出急減は回避できる可能性がある。
中国政府は、国内外の環境が悪化した場合、一段の支援策を打ち出すとみられている。
👀 注目すべき現地での動きです。