アーモーおやじ

テニスのときによく出る「アーモー」。これが口癖で、なんでも首を突っ込んでは失敗を繰り返しているじいさんの日記です。

楽しかった講義

2023-04-15 16:50:00 | Weblog
 NHKの朝ドラ「らんまん」は、植物学者の牧野富太郎の生涯を描いた作品です。

 そこで牧野富太郎博士の図鑑があったはずと探すと、出てきました。


 
 そして最終ページに、こんな書き込みがありました。


 
 大学3回生のときに、古本屋を探して購入したようです。今から46年前です。
 さらに中からは栞がわりの四葉のクローバーが出てきました。





 懐かしくなりました。今はカラー写真で、植物検索はインターネットでもできるのですが、この図鑑は、すべて牧野博士自身のスケッチで、植物の特徴説明も博士が書かれたものです。1974年発行ですが、昭和26年、つまり1951年に作られたものを再編集と説明されてました。改めて博士のすごさを感じました。
 牧野博士は吹田にも関係がありました。住んでいた家の近くに「西尾家」という江戸時代からの旧家があり、そこには牧野博士が研究に使っていた温室が残っています。なんでも西尾家に牧野博士が居候していたことがあったそうです。朝ドラで吹田が出てくるかもしれません。

 この牧野博士の図鑑と共にこんな本も出てきました。






 この書き込みはなんと万年筆で書かれてました。時代を感じます。

 これも3回生のときに購入したものでした。新潟大学生物教室の先生のもので、昭和28年発行の非売品とありました。
 これも古本屋をあさって購入したようです。 




 大学の授業で、野外生態学研究という講座があり、私も敏美さんもそれを受講していました。教室の講義はほとんどなくて、箕面の川でオオサンショウウオ、天王寺区の池で外来魚を調査し、羽曳野の蓮池で泥まみれになってレンコンを取り、淀川のワンドで天然記念物のイタセンパラを捕獲など、いろいろしました。指導してくれたN先生は、軽ワゴンに作業道具を詰め込んで、大阪中を走り回ってくれました。大学の助手というより、内装や電気関係の職人さんのようでした。私の大好きな授業でした。

 この蟻地獄の本や牧野博士の図鑑は、この授業のレポートを書くときの参考にしたものです。
 蟻地獄を捕まえてきて、それを飼育し、サナギから羽化する様子を観察したんです。あのときは楽しかったなー。私も真面目に勉強した時代があったんですよ🤭


 余談ですが、この生態学の授業のN先生は、私と敏美さんと同じ大学に入った次男の研究室の指導教官です。親子でお世話になりました🤗





 



コメント
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