金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

夏至

2017年06月21日 19時39分58秒 | 日々あれこれ
日が長い・・・


昨晩、地震がありました。
「アッ!」って思ったものの直ぐに収まる。
ドキドキするのと顔が紅潮するのが分かる。

毎回、「来たか!」って思う瞬間・・・

九州からジワリジワリとこちらに近づいてくるような、
そんなことなくどこでドカンと来ても可笑しくないこの国。
やっぱり怖いですね。

自然の力には敵いませんから・・・


夏至だそうです。
ラジオを聞きつつ、夏至か~って一人ブツブツ。

夕方、本堂に居ても気忙しくありません。
時には時計の鐘の音に驚くほど。

汗ダラダラで本堂の縁を拭いていると視線を感じます。
フッと参道を見ると見たことのない寺子屋さん新メンバーが一人、
「遊べますか?」って本堂を指さす。
コイツが知らないだけで慣れたもんです。

「玄関に行って聞いてごらん」って言うと何ともいい顔で微笑まれる。
優しき坊守の声がします、
「本堂、使えるかな~」って玄関からこちらを伺うのと
縁を拭いているコイツの目が合う、
「どうぞ・・・」って縁を拭くとお荘厳終了ですのでお譲りします。

控えの間でストレッチしていますと
遅れてきた寺子屋さんが本堂に入った様子。
聞くとはなしに聞こえてくる声、
「今日も遊ばせてください」って申しておられる。

あ~、阿弥陀さまに手を合わせて言ってるんだ。
あ~、いいもんだな~。
あ~、お育てだよな~。

そこへ坊守が庫裏から登場、
「仏さまにお礼したかな?」
「したよ!」

「ん!確かにしたした!」ってブツブツコイツ。

この子のように参る大人がどれだけいるでしょうか。
「今日もお参りさせていただきました、ありがとうございます」
「また、お参りさせていただきます。ありがとうございました」って。

法要をご案内しても参らない方々が
ご法事をご縁に参って下さる。
この方々が参って下さればって思うほど参られる。

この中に先程のような思いで参られる方がどれだけいることでしょう・・・

義理張りをするのも大切なんでしょうけど
参らない自分の日常を見つめてほしいよな~・・・
忙しく生きる私たちを常に案じ下さる親ごころに出会ってほしいな~

「この世の縁の尽きる時
 如来の浄土に生まれては
 さとりの智慧をいただいて
 あらゆるいのちを救います」   「浄土真宗の救いのよろこび」より


疲れ切った身も心も
夕日に包まれ輝かせていただくとき
ありがとうございますってきっと言えるはず。

そんな日を重ねさせていただきましょう。
コメント
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