金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

拒否

2017年06月28日 20時03分33秒 | 日々あれこれ
乗れませんよ・・・


コイツならどうなるのでしょう、
「歩けない人は搭乗できません」なんて言われたら。

様々に拒否される状況の中で
這って階段を上がられたという・・・

どういう周りの状況の中で這って上がったのかって思うだけでも
歯を食いしばっていました、コイツ。

まだ、そんなことをする企業があるのか・・・と。

当事者のお方が仰る、
「階段でもなんでもいいんです。
 でも、乗れませんってことだけは言わないでほしい」と。

そりゃ、企業にも規則は必要でしょう。
何でもかんでも裁判沙汰になるご時世でしょうから。
でも、相手がいるこの人間世界ですから

こうしたらどう思うか・・・
ああしたらどう感じるか・・・

そんな心配りは必要でしょう。


人間は一人では生きていけませんから・・・
どんなに屈強な人でも脆いものですから・・・

たった一言で人を傷つけ殺してしまう。
余程、口の中で言ってみて吐き出さないと
吐いた言葉は飲み込めませんもんね。

仕舞った!ってなってももう遅い。


大切にしたいですね、
お互いを想い合う心。


しかし、阿弥陀さまのおこころは温かい。
コイツみたいなものでも
決して拒否することがないのですから・・・
決して・・・

「お前をこそ我が船に乗せずにおけない」と・・・

そんなにコイツを・・・
コメント
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