金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

涙くん、さよなら

2015年10月18日 20時09分32秒 | 日々あれこれ
きれいなものです・・・


世話になったオジ。
コイツの子どもも大変にお世話になったことです。

子どもと一緒にいる時間はコイツより長かったでしょう。
楽しそうに遊んでもらっていました。

アレンジしたのか音痴だったのか
耳の奥に残る何曲かの曲。

何で泣いたのか分かりませんが
泣いている子どもたちに歌うのです、
「な~みだくん、さよお~なら・・・」って。
マジで歌っているのか、
笑わそうとしてなのか、
今となっては聴くこともできませんが、
懐かしいです。

涙ってきれいですよね。

今日もあるところでそのお話をさせていただいたのですが
最近、御往生された父を思い溢れ出る娘さんの涙を近くで観ました。

眼にミルミル溢れ、そして、こぼれ落ちる。
正にキラキラって感じで・・・

この一粒の涙の中に仏さまがおられる。
大丈夫だよって一緒に泣いて下さる仏さま。
なんと心強いことです。

今日もそんな尊い涙を見せていただきました。

さあ、明日からいよいよお取り越しのスタートです。
爽やかにって思いいっぱいなのですが、
今年は、本山の「宗門振興計画」に伴う懇志のお願いをしなければなりませんので気が重いのです。
なかなか、こんな時期に言えませんよね・・・懇志なんて。

あるテレビ番組で言われてた「下級老人」
嫌な響きだな~って思います。
でも、それが過疎化になったご門徒の姿でもあります。

こんな時に・・・

「親鸞聖人750回大遠忌」の時の懇志、
これも大きな額の懇志を求められました。
握りしめたお金を涙を流しながら手渡して下さった、
「すみません、これで勘弁して下さい・・・」

そのような思いが宗門には届いていないのでしょう・・・

言うこととやることのギャップの酷さ、
辛くて涙が出そうです。

親鸞聖人ならどう仰るのでしょう・・・
コメント
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