金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

亡くなった人

2014年06月09日 18時53分17秒 | 日々あれこれ
亡くなった人は可愛そう・・・


いろんなことを思われご縁に会われるのでしょう。
お荘厳を整えながらいろんなことを・・・

賑やかな家族でしたが
ここ十数年の間に寂しくなりました。
無常を突き付けられます。

「ご院さん、亡くなった人は可哀そうですね。」
「どうしてですか?」
「だって、こんなに賑やかな時にも一緒に楽しめないんですもんね。
 ず~っと忘れられているし・・・」
「そうでもないと思いますよ・・・」

初っ端からそんな話を繰り出され
さあ、どう言おうって思っている矢先に話が変わっていきます。
まっいいか、ご法話でお味わいさせていただこう・・・

独居老人が増えました。
しかも高齢・・・
そんな田舎での日常はどうなんでしょう・・・
話すこともなくテレビでも見ているのでしょうか・・・

みんなが集う時はこんな時、
法事をご縁に笑顔が広がる。
「お~、元気やった?」ってな感じ。
見ているこちらも楽しくなってくる雰囲気。
いいもんです。

そんな楽しい空気に触れつつ
もしあなたが生きていれば・・・って想像する時
可哀そうに思うのでしょう。

そりゃ~暗き迷いの世界に行くのであれば可哀そうだし
こちらの楽しさの方が素晴らしいように思います。

でも、聴かせていただくと間違いなく阿弥陀さまの極楽浄土に生まれさせていただくといただくことです。
極楽浄土。
この迷いの世界で感じるような楽しさでなく
言葉にできない素晴らしき世界。

そこに生まれるとこの暗き迷いの世界で浮きつ沈みつしているコイツが可哀そう・・・
だから、ここに。
アミダなるおはたらきとなり今、ここに。

一緒にいてくださるあなたでしたね。

だから心から安心してよろこべる。

ナンマンダブ、ナンマンダブ・・・
コメント
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