こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
湿度は高いのですが蒸し暑さはあまり感じません。これから雨が降り出して、明日まで続くようです。
中学生の塾生は、先日の中間考査の準備をしっかりして、上々の出来だったようなので、今週に戻ってくる結果が楽しみです。
さて、今回は前回の三角形に内接する正方形の作図についての補足です。
前回の作図法は、三角形の2辺に接する正方形を描いて、それを拡大・縮小するものでしたが、今回は別の方法を調べてみましょう。
問題は、図1のように△ABCに内接する正方形DEFGを作図するというものです。
▲図1.三角形に内接する正方形の作図問題
今回はCA:CGの比を求め、Gを定める方法を調べます。
まず図2のように、正方形の辺の長さをx、ABの長さをa、CHをhとします。△ABCと△GFCは相似なので、AB:GF=CH:CT が成り立ち、これをx、a、hで表すと、
a:x=h:(h-x)
x=ah/(a+h)
です。
▲図2.正方形の辺の長さをx、ABの長さをa、CHをh としました
つまり、図3に示すように、AB=a、GF=ah/(a+h)なので、
AB:GF=a:ah/(a+h)
=1:h/(a+h)
=a+h:h
となります。
一方、AB:GF=CA:CG なので、
CA:CG=a+h:h
で、
CG:GA=h:a
となります。
▲図3.CAとCGの比が求まりました
つまり、CAをh:aに内分する点Gを求めればよいことになります。
このために、図4のように、XYの長さをCH、YZの長さをABとした、CAに平行な線分XZを適当な位置に引き、XとC、ZとAを結んだ直線の交点をOとします。
▲図4.CAをh:aに内分します
そして、OとYを直線で結び、これとCAとの交点が所望のGとなります。ここで、△OCA∽△OXZを使いました。
あとは、GからABに垂線を下ろし、その足をDとし、GDを1辺とする正方形を描けばお仕舞いです。
前回の正方形を描いて、それを拡大・縮小する作図法に比べると、手間がかかりますが、最後の線分をある比に内分するテクニックは覚えておくと良いでしょう。
湿度は高いのですが蒸し暑さはあまり感じません。これから雨が降り出して、明日まで続くようです。
中学生の塾生は、先日の中間考査の準備をしっかりして、上々の出来だったようなので、今週に戻ってくる結果が楽しみです。
さて、今回は前回の三角形に内接する正方形の作図についての補足です。
前回の作図法は、三角形の2辺に接する正方形を描いて、それを拡大・縮小するものでしたが、今回は別の方法を調べてみましょう。
問題は、図1のように△ABCに内接する正方形DEFGを作図するというものです。
▲図1.三角形に内接する正方形の作図問題
今回はCA:CGの比を求め、Gを定める方法を調べます。
まず図2のように、正方形の辺の長さをx、ABの長さをa、CHをhとします。△ABCと△GFCは相似なので、AB:GF=CH:CT が成り立ち、これをx、a、hで表すと、
a:x=h:(h-x)
x=ah/(a+h)
です。
▲図2.正方形の辺の長さをx、ABの長さをa、CHをh としました
つまり、図3に示すように、AB=a、GF=ah/(a+h)なので、
AB:GF=a:ah/(a+h)
=1:h/(a+h)
=a+h:h
となります。
一方、AB:GF=CA:CG なので、
CA:CG=a+h:h
で、
CG:GA=h:a
となります。
▲図3.CAとCGの比が求まりました
つまり、CAをh:aに内分する点Gを求めればよいことになります。
このために、図4のように、XYの長さをCH、YZの長さをABとした、CAに平行な線分XZを適当な位置に引き、XとC、ZとAを結んだ直線の交点をOとします。
▲図4.CAをh:aに内分します
そして、OとYを直線で結び、これとCAとの交点が所望のGとなります。ここで、△OCA∽△OXZを使いました。
あとは、GからABに垂線を下ろし、その足をDとし、GDを1辺とする正方形を描けばお仕舞いです。
前回の正方形を描いて、それを拡大・縮小する作図法に比べると、手間がかかりますが、最後の線分をある比に内分するテクニックは覚えておくと良いでしょう。
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