生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

お地蔵さんと私

2018-03-24 08:57:33 | 日々の暮らし
昨晩ある声が聞こえた。
5月から産休で1年休んでいたケアマネが帰ってくるから、

介護現場に復帰する。

女性主任から年配介護士は要らないと言うように、
お父さん心配だから夜勤はやめて!

夜勤止めるとパートになり辞めろと言ってるようなもの。

事故したらやっぱり
無理でしょう!
と言われる。

そんな不安にうとうとしていた時に、

駄目な時は私が決める。

その主任ではない。


と聞こえて来た。


本当ですか?

貴方はどなたですか?


するとお地蔵さんが
見えて来ました。

お久し振りです。

やめた方がいい時は頭をトントンと叩くから。

え!
肩ではなく

頭ですか?

分かりました。


その時は体力も考え、

ケアマネとして雇ってくれる所で働こう!

マザー・テレサだって
亡くなるまで深夜まで働いていたというから。

その時は、また次の

使命があるのかも


知れない。


所でお地蔵さんとは巣鴨に住んでいたときからの付き合いですが、

お地蔵さんにあげる
お経は何でしょうか?

起きてから調べてみました。

お地蔵さんには

般若心経

観音経

法華経


とありました。

 
鎌倉の長谷観音に今月参拝したとき、
観音様の隣に
和らぎの地蔵堂がありました。

ふと思い出した。10年前に作った
小さなお守りの中に
3つの自作のお経本が入っていた。

般若心経

観音経


法華経

だった。


これも無意識に好きなお経を選んで作ったもので

すべて導かれていたのかと感じてならない。

私にはお地蔵さんが


ついている


喜びを感じて



皆様にも話したくて

お話しました。


皆様にも


お地蔵さんが

近くにいますように。



合掌






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浮舟の恋

2018-03-24 02:28:39 | 日々の暮らし
源氏物語の54帖(じょう)の終わりに、
「夢浮橋」があります。

光源氏亡き後、若君の薫君(かおるきみ)を中心に物語は展開していきます。

薫君の愛人である浮舟が、プレイボーイの匂宮(におうのみや)に口説かれ逢い引きしてしまいます。

宇治川を渡る舟の中で怖いと彼に抱きつき詠まれた歌に

「橘の

小島の色は

変はらじを

この浮舟ぞ

ゆく知らぬ」

宇治川にある橘の小島の緑のように、

あなたの心は変わらないでしょうが、

行方定めず水に浮いている舟のような


この私はどこへ漂ってゆくのでしょうか。


これから先の行く末もわかりません。


二人の男性に愛され、

一人に決められない

苦悩から、入水を決意してしまいました。

宇治川の岸辺を正気を

失ってさ迷っている

ところを、横川の僧侶に

助けられ、尼となった

のです。

生きていることを知っ

た薫君は手を尽くした

が、浮舟を取り戻すこ

とはできなかった。

それぞれの方向を向いて、

生きていくのでした。


と源氏物語の幕を下ろ

しています。

古代も恋物語は辛く悲しいものですね。


「草枕

旅の丸寝(まるね)の

紐(ひも)絶えば

我が手と付けろ

これの針もし」

(万葉集)


草を枕とする旅で

着たまま寝るその着物

の紐が切れたら、

この針を私の手と思っ

てつけなさい。


古代の人の心に

思いを馳せています。



今の時期は、桜が

満開の下で、

花枕、膝枕なども

していただろうな。

一時の


心のやすらぎと


なればありがたいです。


合掌
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