生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

空海と春風

2018-03-05 02:15:17 | 日々の暮らし
昨日は空海の映画を観てきました。

修行というよりは楊貴妃の死の真相を解き明かす為に空海や阿倍仲麻呂を使った内容でしたね。

楊貴妃があまりに美しかった為に玄宗皇帝は国をおろそかにしたために反乱が起き、鎮静するために楊貴妃が殺された。

誰がころしたか?

いや生きている!

阿倍仲麻呂が日本に

帰国するのを止めた

理由は楊貴妃を恋したからと…。

楽しい発想でした。


楊貴妃のタイル張りの
美しい入浴室を見学して来た事を思い出しました。

中国人が憧れる

絢爛豪華な唐の時代

では有名な

詩人が沢山いました。

映画の帰り暖かい

陽射しに春を感じました。



漢詩に

『一樹春風有両般

南枝向暖北枝寒』


(いちじゅのしゅんぷ

うりょうはんあり

なんしはだんにむかい

ほくしはかん )



一本の樹に春風が吹いた。


南の枝には暖かく感じても、

北の枝には届かなくて寒い。

まったく違う二つの枝。


要約すると、予想外の
結果が起きるものという意味です。


こちらは春風吹いて

サクラが咲きそうだが



北国はまだ

春風が届かず

雪に悩まされている

そんな意味でしょう。



心の春風だけは


同じように



吹きますように。



合掌
コメント
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