グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

東京株式継続的に下落、円は97円の水準まで修正が?

2013年05月27日 | 株式

東京株式市場は再び大幅に下降、225は14142円(-469円)、TOPIXは1154(-40.01)(と今年2番目の下げ幅です: 日本円の対ドルレートも100円の水準まで円高です: 225の夜間取引では大証6月先物は13820円(-210円)となつています:、筆者の現在の下降予測は4月の11805円から直近の高値15942円までの4137円の上げ幅の半値戻し数値として13874円なのです:さらに61.2%戻し13386円も予測の範囲以内です: 5月7日の日足チャートの大きなギャツプを埋めに来るかもしれません:日本円は103円半ばの水準から円高(ドル売戻)が所見されますが円安のピークから10円の範囲までの円高値は予測されます: いずれにせよ米国市場は6月が一番要注意の月と見ています: 米国市場の休日が明日の225、TOPIXの動向に与える影響は予測できません:アジア地区の上海+4.54、香港;+67.38といずれもプラスです:CACとDAXは+0.8%のプラスです、FTSEは米に並び休日です:鵜羽化市場では日本円の高値傾向も注目ですが中国の元が6.12の水準まで元高ですユーロはあまり変動していません:


自国の金融政策に影響を受ける通貨市場

2013年05月27日 | 為替市場

豪ドルの最近の下降スタンスが目につきます、対ドルれーと1.05を12年の7月ごろから堅持高値を維持していましたが今年の4月下旬より今月にかけて急降下現在1.00を大きく割り込み0.9500めがけて下げています:要因は政策金利の引き下げです(2.50%へ): AUD-USD 0.9640: 豪ドルの動向は商品市場の動向に大きく影響を受けます、特に中国の経済動向がそのまま通貨の強弱とみても行きすぎではありません:

USD-JPY: 日本円は103.74銭を5月22日(2008年10月以来)に付けた以後横ばいでさらに円安に挑戦するかのようでしたがその後早すぎる市場動向に修正が入り101円の水準まで調整済みです: 米国のQEがらみの現状継続中の大型の債券買い入れをどの時点で縮小始めるかが今後の注目点です: FOMC内ではすでに検討が始まりました: 6月の動向が焦点です:

その他目につくのは対ドルのユーロです: 5月3日以来久しぶりに1.2932と安くなりました:ユーロの筆者の年末までの予測は1.2500です:

Bill Gross (世界最大のBONDFund運用)はこの先日本の通貨動向と債券の動向により関心を持つべきだと警告しています:

中国の元は対ドルレートを元高傾向にシフトし始めています: 筆者の観測では年末の水準は6.05近辺までです:


週間動向 

2013年05月27日 | 株式

指数     週初      週末        変化     年初来

ダウ      15354.40 15303.10   -51.30  -0.3%   16.8%

ナスダツク   3498.97  3459.14   -39.83  -1.1%   14.6%

S&P500   1667.47  1649.60   -17.87  -1.1%   15.7%

R2000      996.28  984.28    -12.00  -1.2%   15.9%

木曜日の日本市場の異常な暴落並びに日本国債の動向を受け世界市場は少なからず影響を受けましたが米市場はむしろ中国の製造業PMIOが7か月ぶりの低調な数値にむしろ影響を受けています: しかしS&P500は今月初めて週刊マイナス数値となりました: 来週月曜日はメモリアルデーで市場は休みです: 経済指数的には4月の」住宅関連数値は新築住宅販売件数が好調であり、また耐久消費財受注件数(先行指数と観測される)も予測を大きく上回り、運輸関連を除く数値も1.3%と悪くありませんでした: 来週は消費者信頼感数値が28日に発表、GDPも2回目の速報値、住宅購入申請数等が発表されます: 東京の月曜日の動向も明日の米市場に反映されるでしょう: