グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

北朝鮮事情、雇用関連数値等大きく市場に影響

2013年04月06日 | 商品市場

3株価指数共にオープン時より大きく下降、しかし徐々に回復しましたが、ダウ0.28%、S&P500 0.43%、ナスダツクは0.65%と大きくネガテブ展開でした: 市場はオープン前より北朝鮮の軍事的な動向がさらに表面化、また鳥インフルエンザの拡大懸念から前回のサーズで大きな被害を出した香港株はー610.59と下げ、また米国内的には重要な経済指標の一つである雇用関連の数値が予測を大きく下回り米国の経済の進展に懸念する材料として観測され売りの材料となり、日本株は日銀の予測を上回る金融緩和策が発表され一時は225は13000円の大台を4年半ぶりに超える展開でしたがさすがに週末でもあり利益確定の売りも入り1.58%の+で終了しています、米国おけるTOPIXに連動するJapan Index(EWJ)は米国内の動向を受け$10.90と前日比変わらずでオープンしましたが$10.96で終了しています: 上記のように各国の経済、政治状況に大きくされる余り相関性の無いグローバルな株式展開です: 注目すべきはS&P500ha一時マイナス1.3%でしたがその後の回復力は悪くない展開です: BRICs(エマージング)株式市場は(鳥フル)の影響で10%近い下降です: S&P500は今年初めての最悪週間数値です。 北朝鮮の影響もあり韓国から資金が国外に流失始めています:

ダウ 14565.25 -40.86 -0.28%: ナスダツク 3203.86 -21.12 -0.65%: S&P500 1553.28 -6.70 -0.43%: 10年債券 1.6940%と大きく変動しいます(債券市場に資金流入の証拠): 

商品市場: CRB指数数値: 288.28 -0.19: WTI原油先物 92.70 -0.56: ブレント原油先物 104.12 -2.22: 天然ガス 4.13 +0 .18: 金先物(6月もの) 1575.90 ;23.50 現物 1581.25+26.45(この金価格の上昇は北朝鮮の動向も安全資産としての買いなのか?): 昨日も述べましたが貴金属の底入れ感が出始めているのが観測されます、今後に注目です(GLDは152ドルの水準に来ています):銀先物 27.22 +0.45: 銅先物は低調 334.40-0.75: プラチナ現物 1537.75 +15.05:  穀物先物: こーん(-)、小麦(+)、大豆(大きく売られる): 

為替市場: AUDーUSD 1.0383: USD-JPY 97.57 : USD-CNY 6.2060(変わらず): USD-BRL 1.9853(急反発しています、注目): GBP-USD 1.5336(上昇): USD-CHF 0.9344(安い展開: EUR 1.2991 (多少回復): 日本円の97円水準の突入が注目されます、9775-85が当面の支持線ですがこれを抜ければ99円台に挑戦するかもしれません): 急激な円安は輸入物価の高騰につながり、外貨準備高の減少につながり、インフレの要因ともなり日本経済にとつて必ずしもプラスではないのですが???