ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

熊本戦見どころ紹介

2010-09-19 | Weblog
前節4試合ぶりの勝利を挙げたヴァンフォーレ。今日(19日)はホーム小瀬で第26節ロアッソ熊本戦が行われます。対戦相手の熊本は現在6位と昇格圏を狙える位置にいるクラブ。後々苦しまないように今のうちに叩いておきたいですね。またヴァンフォーレは最近アウェーの試合は調子が良いのですが、ホームでは不思議と勝てていません。その悪い流れもここで断ち切りたいところです。

では攻略に移りましょう。熊本は第25節を終えて10勝8分け6敗の勝ち点38で6位につけているクラブです。シーズン中に190cmのブラジル人FWファビオ選手やJ1磐田からFWカレン・ロバート選手など攻撃的な選手を獲得するなど積極的な補強を敢行し、チームの足りない点の強化を図ってきました。W杯中断期間明けは3勝3分け2敗とまずまずの成績を残しています。理想的な展開とまでは言えませんが、チーム力は以前と比べて確実にアップしているため、侮れない相手には間違いないですね。

熊本を率いるのは高木監督。過去に横浜FCを指揮してJ1昇格を果たしており、J2で実績を残している人物。当時は固い守備力を軸に効率的なカウンタースタイルのサッカーで勝ち星を積み重ね、J2で優勝に導いた経緯があります。今シーズン熊本では守備重視ではなく状況に応じた戦い方をしているみたいですが、攻守両面をケアするやり方は逆にヴァンフォーレにとって戦いやすい要素となりそうですね。

ロアッソ熊本 (J2第26節予想フォーメーション)
カレン・ロバート(ファビオ) 松橋
平木宇留野
原田渡辺
筑城チョ・ソンジン
福王矢野
  


PCでご覧ください。なおメンバーとポジションは実際と異なる可能性があります。


熊本の基本布陣はサイドをワイドに開いたダブルボランチ型の4-4-2。メンバーの中でも特に右サイドの攻撃的な役割を担当するMF宇留野選手がキープレーヤーとなるでしょう。宇留野選手といえば、ヴァンフォーレに2008年シーズンまで在籍していた元ヴァンフォーレ戦士。在籍時得点数こそ少なかったものの、サイドを突破して決定機を作り出すチャンスメーカーとしてその存在感を大いに発揮していました。熊本でも同様の仕事を任されており、彼のドリブルには要注意です。

あと前線でリズムを作るのがFW松橋選手。ヴァンフォーレFW松橋優選手の実兄である松橋章太選手は、瞬間的なスピードに長けたタイプ。相手DFライン裏のスペースに積極的に走り込み、そこを起点としてターゲットとなるFWカレン・ロバート選手やファビオ選手にパスを合わせる攻撃はとても脅威的なものとなります。熊本の得点に最も絡む回数が多い松橋選手のプレーには要警戒で、常にマークをつけなければいけない存在といえます。

その他に高さで勝負できるFWファビオ選手やカレン・ロバート選手など特出すべき‘一芸’を持つ選手が前線に揃う一方で、熊本の守備的な中盤やDFにはやや難があるように思います。DFは若い選手が揃い、守備的な中盤は本来レギュラーのMF吉井選手が累積警告による出場停止で今回は出られません。高木監督のもと組織的な守備は出来ていますが、個の力は正直物足りない印象を受けます。ヴァンフォーレは1対1の勝負で積極的に仕掛け、攻撃に圧力をかけていくべきでしょう。


ヴァンフォーレ甲府 (J2第26節予想フォーメーション)
 ハーフナー・マイク 
パウリーニョ
藤田養父
 秋本 
内山吉田
山本ダニエル
  


PCでご覧ください。なおメンバーとポジションは実際と異なる可能性があります。


ではこの試合、実際にヴァンフォーレはどう戦っていけば良いのでしょうか?ポイントはサイド攻撃。相手はボランチが2人いるので、基本的に中央の守備は厚いものがあります。そこを避けるようにFWパウリーニョ選手とFW柏選手がサイドに張って、堤選手やチョ・ソンジン選手に向かって突破を仕掛けていく展開が理想的。パウリーニョ選手は左サイドを自ら突破していくのではなくて、味方を使ってワンツーなどで抜け出していくことを今シーズン多くやっているため、MF藤田選手やFWハーフナー・マイク選手と絡めた組織的な攻撃をしたいところ。一方の柏選手は、右サイドを驚異的なスピードで切り裂くことの出来るタイプ。足元のテクニックも優れているため、混戦を抜け出す術も持っています。その爆発的なスピードと足元の技術を活かして単独でも突破を狙っていくことが出来るので、果敢にその能力を発揮していくべきだと思います。

そしてこの試合最も使えそうなヴァンフォーレの武器は、中央で待ち構える194cmのFWハーフナー・マイク選手の高さ。熊本のCBを務める福王選手(178cm)と矢野選手(181cm)の2人は高さで勝負するようなタイプではないので、そこを空中戦の強いハーフナー・マイク選手を使えば大きなアドバンテージを得ることが出来ます。ヴァンフォーレはこのギャップをうまく利用して、サイドを切り崩してから高いボールをゴール前に何度も供給していきたいですね。そうすれば決定的な得点チャンスを数多く作り出すことが出来ると思います。

今回のヴァンフォーレのキープレーヤーは、サイドにパスを‘散らす’ことの出来るMF藤田選手とMF養父選手の2人を挙げておきます。サイドを使って攻撃をすべきと言っても、そこまでのパスが繋がらなければ話になりません。攻撃の組み立てが出来るこの2人の重要な任務が‘攻撃の緩急をつけること’。一定のリズムでハーフナー・マイク選手にボールを合わせようとすると、攻撃が単調になり相手の守備陣も守りやすくなります。なのでそうならないためにも、ゲームをコントロールしつつ仕掛けるタイミングを見計らってのサイドへのパスによって、両ウインガーを有効にプレーさせることが可能になると思います。頭脳的に展開した形でサイドからハーフナー・マイク選手にクロスボールが合えば、彼はゆとりを持って様々なシュートバリエーションでゴールが狙えると思いますよ。


現在の相手のチーム状態が、攻撃重視とも守備重視ともどちらともいえないバランスを保ったスタイルになっています。こういう相手にはヴァンフォーレは比較的力強いサッカーが展開できると思います。前線の個々のレベルと相手のDFの選手を比べると、ヴァンフォーレは突破の回数が多くなることが予想できます。ハーフナー・マイク選手も複数得点が狙えるチャンスだと思いますよ。久しぶりに点差が開く試合展開を期待できそうですね。





最近は引き分けの試合が続き、少し足踏みしたヴァンフォーレ。前節の鳥栖戦での勝利を機に、再び無敗記録を作っていくきっかけとなる要素をこの熊本戦で得てほしいですね。




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