マイク世界挑戦への道２

さらなる高みを目指して挑戦していくヴァンフォーレに所属するFWハーフナー・マイク選手を定期的に応援するコーナーの第2回目。今回は代表初招集＆ザッケローニ監督は何を期待して彼を緊急招集したのか、その狙いについて書きたいと思います。


まずはハーフナー・マイク選手代表初招集について。ヴァンフォーレから初の代表選手となったFWハーフナー・マイク選手。これまで8月初旬に行われた代表候補合宿には参加していたのですが、正式に代表メンバーになったのは今回が初めて。しかもMF本田圭選手の負傷により急遽呼ばれたので、戦略的に彼の特長が発揮できそうですね。

現在の代表は、試合中流動的にシステムを変えていくので決まってはいませんが、基本的なシステムは4-2-3-1だと思います。その1トップに入る第一候補がFW李選手。李選手は先日3-0と快勝した韓国戦で先発出場しており、上背はないものの前線からプレスに行くなどチームのために精力的に動くことが出来ます。彼を中心に使っていくと思うのですが、ザッケローニ監督がハーフナー・マイク選手を招集した理由として、今回の試合の天候も影響してくると思います。

台風が日本に接近しており、本日は雨の試合が予想されます。状況によっては激しい雨と風になる可能性があり、ピッチ上には水が溜まることが濃厚。ピッチ状態が荒れると日本が得意としているパス回しがうまく出来ずにリズムが作れない恐れが出てきます。そうなったら、なるべくボールを地面に落とさないロングボールが多用されそうですが、そこで前線のターゲットとしたいのが194cmのハーフナー・マイク選手。アジアは上背があまりないチームが多いので、空中戦を制してポストプレーやヘディングでゴールを狙うことも出来ます。しかし事前の代表候補合宿には参加してますが、緊急で招集されたので他の選手との連係面に不安があります。ザッケローニ監督の今回の狙いは、日本の得意としているサッカーが悪天候により表現できずにチーム状態が停滞しているとき、終盤のパワープレー時に限って彼の起用を考えているのではないかと思いますね。

始めは限定的な試合出場でもそこで求められている役割を確実にこなしたり、あわよくば得点も決めることが出来たならグッと代表定着に近づくでしょう。そうなれば代表での経験も貯まり、自身の目標でもあります海外挑戦に良い条件で臨むことが出来ると思います。本日のW杯3次予選北朝鮮戦ではベストコンディションで出場機会を虎視眈々と待ち、もし起用されたときは彼の特長をチームが求めているときだと思うので、能力を解放してピッチ上で存分に暴れてほしいですね。

ハーフナー・マイク選手の出番＆活躍を期待しています。



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