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柏レイソル戦独自採点

2019-07-09 | Weblog


直接現地で観た試合のヴァンフォーレの選手たちの活躍を独自の視点で辛口に評価&採点するこのコーナー。今回の対象試合は7月7日にアウェーで行われた2019年明治安田生命J2リーグ第21節柏レイソル戦です。



【柏レイソル戦独自採点】
岡西(6)→約2年9ヶ月ぶりのリーグ戦出場で試合勘が心配されたが、緊張などはみられずスムーズに試合に入れた。1対1の勝負で好セーブをみせるものの、味方との連係面はイマイチで失点に繋がる判断もあったのは反省点。4失点は今後の授業料。

エデルリマ(6)→クリスティアーノ選手とのスピード対応に勝利したりハイボールを跳ね返したり懸命なディフェンスを披露。スルスルと持ち上がる攻撃参加もみせるものの、基本守備に追われていたためその回数は少なかった。受け身の展開が彼を消極的にさせてしまった。

小出(5)→負傷から復帰後初先発。守備陣を統率したかったが、柏のフィジカルを活かした当たりの強さと素早い攻撃に苦しめられる。前半終了間際の失点シーンの対応も甘い。集中力を欠くなど試合勘のなさが影響したかもしれない。

武岡(5.5)→裏を取られる場面は多かったが、武岡選手個人のディフェンス対応は悪くなかったと思う。しかしボールを持った後にどこに出すのか判断が遅くなり、相手が伸ばしてきた足に当たって展開が変わる場面が多々みられたのは残念。後半28分に途中交代。

内田(6)→前半は柏の右サイドからの圧力に押されて苦手な守備に追われほとんど良いプレーはみられなかったが、後半になって相手がドゥドゥ選手の対応をしてきたことで内田選手の攻め上がりに余裕が生まれ、彼の左足を活かすプレーが増えた。尻上がりには良くなったが、欲を言えば前半に思い切った攻め上がりをみせて流れをこちらに呼び込むチャレンジをしてほしかった。

佐藤和(6.5)→前半はボランチ&後半はシャドーにポジションチェンジ。ピッチを動き回り、味方の攻め上がりにいち早く反応してクロスやこぼれ球に詰めて2ゴールを奪う嗅覚を発揮した。精力的にフォローに行く姿勢も評価できる。課題はディフェンス。自身の中盤の底の位置でのプレスが甘く、柏のサイドからのカウンターアタックに繋げられるシーンが目立った。

小椋(6)→懸命にボールを追いかけ守備を引き締める役割をこなしたかったが、相手にうまくそのプレスをかわされていた印象。熱い気持ちは味方の士気を高めたが、守備の仕事がほとんどで攻撃面での貢献はできず。

松橋(5.5)→右ウイングバックとして先発出場。守備の対応に追われていた左サイドとは逆のポジションだったのでヴァンフォーレはこちらから攻撃を仕掛けたかったが、リスクを恐れて引いていることが多く効果的な攻め上がりはできなかった。後半17分に途中交代。

森(5)→シャドーの位置で先発出場。チーム戦術をこなそうと考え過ぎていたためか、思い切りの良い仕掛けや裏への飛び出しなど彼の持っているアグレッシブな武器が全く活かせず無難なプレーに終始。もう一度原点に帰って自分らしさを取り戻したい。前半のみで途中交代。

横谷(6)→前半はシャドーの位置でウタカ選手の近くでプレーし彼と他の選手との橋渡し的な役割をこなそうとしていたが、柏のプレスが鋭くボールをカットされる場面があり攻撃面ではうまく存在感を示せず。後半からはボランチとして守備陣と中盤を結ぶプレーで挽回した。

ピーターウタカ(6)→前線にいてもボールが来ず、ジェスチャーで頻繁に欲しがる仕草をみせる。フラストレーションがたまり、業を煮やしてボールに触れるために中盤に下がってプレーしてしまい、チャンスメーカーにはなるもののゴールを陥れるというFWとしての相手の脅威にはあまりならなかった。後半はドゥドゥ選手との連携から幾度か鋭いプレーをみせた。


途中出場
ドゥドゥ(6.5)→後半始めから途中出場。ケガの影響が心配されたが、その影響を微塵も感じさせないようなキレのある仕掛けを披露。ゴールは奪えなかったが、ドリブルでボールを前方に運び、ラインの押し上げを手助けする効果は絶大。スタートから出られていたら試合展開は大きく変わっていたと思う。

小柳(6)→後半17分から途中出場。小出選手と流動的に連携しながら右サイドの守備を引き締める。時折サイドを駆け上がる動きをみせるものの、攻撃面では物足りない印象。

佐藤洸(5.5)→後半28分から途中出場。トップに入りポストプレーで自身の存在感を発揮したかったが、チームとして彼を活かすようなハイボールがあまり使われずにもどかしい時間を過ごした。


指揮官
伊藤監督(5.5)→柏の前線の個の力を使ったシンプルなサイドからのカウンター攻撃に苦しめられ、前半はあまり良いところなく終了。後半開始からドゥドゥ選手を投入した決断をしたため盛り返すことはできたが、やはりサイドとバイタルエリアを徹底的に突いてくる相手の攻撃に最後まで対抗する手を打てなかった。1対3の追いかける状況での小柳選手起用も理解に苦しむ。攻撃的に行ける湯澤選手や曽根田選手を使うべきだったと思う。終盤起用の佐藤洸選手にはチーム全員で彼に合わせていく意識付けが必要。もう少し追い上げを図ろうとする姿勢を采配で明確に表したい。




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