フロックでは勝てない番組
「鬼の居ぬ間に好走できれば勝ち負け」という馬が参戦してくるために、上位拮抗、混戦模様という様相を呈する。上位人気が比較的連に絡んでくるのだが、惑星と覚しき二桁人気も飛び込んでくることが多い。そのために波乱傾向となるのだが、基本は中山コースでの実績があるかというところだろう。時計的には1800m戦のレコード+1秒程度まで。その上で、どこまで走ることができるかというところが鍵となる。逆に考えれば、武器が無い馬は勝てないということになる。中山コースでどうであったかはその先に付随する話だ。G1戦で好走できれば勝てるのに、というまでの馬は参戦してこない。G2戦であれば勝てるかもしれないという馬が参戦してくるのである。その違いを考えた上で予想を組み立てる必要がある。須く、前走着順ではなく、中山コースでの実績を問う。そんな番組となる、はずだ。 . . . 本文を読む
1400m戦という1ファロン長い番組
前残りの可能性が高いことは前日のアーリントンカップでも同じことであるが、きちんとスタートして、着実に自分の走りができた場合という自己条件が被る。以前はシルクロードSが前哨戦として覚しき番組であったが、1400m戦となって、この番組はマイル実績が高い馬が好走を果たすようになってきた。馬場状態も影響しているのだろうと思えるが、力で押し切るような走りができる馬が好走に繋がる。この点は忘れてはならないところか。その上で、阪神コース実績を考え、上がり時計を考えるべきだろう。この時期は牝馬があまり走らない。好走するためには昨年実績が必要となる。ここでは飽くまでも、前述のコースと上がり時計。力強さが求められるために牝馬の活躍は目立たない。混戦を押し切るパワーが必要となる。その観点で予想を組み立てたい。 . . . 本文を読む
馬場状態もあるが、切れ味不要
開幕週となる阪神競馬場。当然ながら好条件の馬場で行われる。従って、前々の競馬ができること、先行力のある馬が前残りする可能性が高い。実力伯仲という状態であっても、結果は前述の条件が左右することが多く、好位から抜け出す馬もワイド連対までであったりする。ただ、惑星と覚しき馬が多い。勝ち負けに絡まなくともワイド連対に入ってくる。そのために、馬券としては波乱傾向となる。人気よりも近走の実力。それがモノを言うのである。興味深いことはダート血統の馬が力任せに好走するということだ。しかし、それを考えると、どうしても穴目な馬券になりやすい。飽くまでも近走を重視して予想を組み立てたい。 . . . 本文を読む
充実期を迎えている馬が勝つ
明け四歳と五歳の戦いであると言っても過言ではない。その上で東京コースとどこまで相性が良いのかというところ。この番組では前哨戦と覚しきモノがいくつかある。どれが本当の前哨戦なのかということに関しては真偽はない。ただ、その番組でどう走ったのかというところが鍵となる。それでも昨年のコバノリッキーは霜月S(東京)→フェアウェル(中山)と回って、十六番人気ながら勝ち星を紡いだ。東京コース巧者が好走を果たすことは裏付けられているが、その時の調子がどうであるかと考えれば、前走での走りということになる。つまりは、近走での勢いということだ。G1戦であることも手伝って、紛れが少なくなる分、一番人気が5連対。まずまずの好走。それでいながら馬齢からの勢いがどうか。そして、東京コースでの勢いがどうかというところでの考え方で予想を組み立てることが良いだろう。芝よりもダート戦は紛れが少ない。前々の競馬ができることが必要条件となる番組だ。その点を踏まえて予想を組み立てたい。
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恵量馬とトップハンデが活躍しやすい
オープン特別を勝ってこの番組に参戦してくることで、恵量馬となることが多い。勢いにも溢れ、勝ち癖が付いている向こう見ずとでも言おうか、その勢いある馬が好走しやすい番組だ。同時に、見込まれても斤量泣きを強いるような斤量にはならない。過去10年では57.5キロが最重量ハンデ。であれば、普通よりやや重いぐらい、58キロでも好走してきた馬が57.5キロで値を上げる訳がない。それらを考えると、見合った斤量で参戦できるかと言うことをまず考えて、そこからどのくらい軽量となるのかで、本当に恵量なのか否かが決まってくる。それを考えて1800m戦をきちんと戦うことができるのかという話になる。馬齢的には明け五歳が最も活躍しており、力が出せる馬齢であることがここでもまた証明されている。あとは小倉コースでの戦績だろう。勢いとコース特性を考えて予想を組み立てることになりそうだ。
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自斤量以上は荷が勝ち過ぎる
トップハンデも、57キロ以上で参戦してきた馬も戦果を残すことが難しくなっているのがこの番組。54キロの斤量を背負った馬が好走をしており、56キロ以上になる特選を強いられる。その傾向は続いており、結果、条件戦を勝ち負けになって参戦してきた馬がここで結果を残すことになっている。距離が長いために、中途半端な実力を携えて参戦してくると返り討ちに遭うということだろう。また、最近では万葉Sとの連係性も思わしくなく、単なる距離実績だけでは勝ち負けにならない傾向が見えている。この点からも競馬は最後の直線だけという話が最もらしく聞こえてきて、課する距離は疲弊させるためだけに過ぎないということが実しやかになる。父系のスタミナ、母系の瞬発力。それもまた合わせて考える必要はあるだろう。それらを踏まえて予想を組み立てたい。 . . . 本文を読む
京都牝馬S
外回りポケットからの勝負
マイル特性とは何かと常々考える。切れる足を持っていることだと、目下のところ結論づけている。上がりは33秒台前半という時計が欲しい。良馬場であれば、牝馬と言えども、1分33秒台前半で駆け込んでくる。牡馬と違うところは、先頭から後続までの距離が短いところか。人気で見れば一番人気が[3-3-2-2]、二番人気が[3-1-1-5]、三番人気が[0-1-2-7]とまずまずの戦績。侮れない馬が推されて出て来ることが窺える。課題となることは実績である。マイル実績がどのくらいあるのか、京都実績がどうか。どちらもあった方が良い。ただ、この番組の勝負は4角を立ち上がったところにあるポケットから。そこからどのような足を見せられるかである。この点は実績のみが問われるだろう。今年から若干、牝馬戦の条件が異なっている。その点をどこまで考えなければならないのかは、この番組の結果次第だろう。 . . . 本文を読む
実績重視で臨む
東京コースは厄介なコースである。4角を回ってから、ラスト250mでフラットになる。そこまで脚を殺がれて、その先に勝負をさせるのである。これは三歳馬にとっては過酷ではあるが、大いなる通過点である。ここをクリアしないことには次がない、訳ではないが難しさに拍車が掛かる。そのような番組であるから、二の脚が使えることが前提で、既に東京コースで実績を残している馬が有利である。が、成長分がある。これが厄介を煽る。基本的にはフェブラリーSが終了して、競馬界は正月を迎えるようなところがある。いわば、「明け」が取れる時期はそこだと私は考えている。まだ、この時点では慣れない斤量を背負って走るために、成長分だけでは勝ち負けが難しい。その考え方に東京コース実績を考え、距離実績を考え、上がり時計を考えて臨む。近しいところではラジオNIKKEI杯2歳Sだろう。そこできちんと走ることができた馬が勝ち負けになりやすい。この番組ぐらいになるとキャリア一戦で勝ち負けになることは少ない。それらを含めて予想を組み立てたい。 . . . 本文を読む
好走果たす上位人気
古馬の精鋭が天皇賞・春を考えながら参戦してくる番組である以上、それなりの実績と実力が必要となってくる。力強さがどこにあるのかということは、近走に裏付けられている。それをここでも発揮できるようでなければ、G2戦である以上、勝ち負けにはならない。いわば、フロックが無くなるのである。額面通りの走りができるかというところが問われる番組だ。また、時期的にはまだ「明け4歳」と「明け5歳」の違いはある。結果的に数字を観れば四歳馬が功を奏しているが、斤量差が生じるためにそれを活かしてのこと。それをどう考えるかで選ぶ馬が変わってくる。そして、距離。2,200m戦であるために、1ファロン長いと思われる馬では勝ち負けが難しい。逆にマイルハーフより1ファロン短いと考えられる馬が勝ち負けになる。その点も考えなければならない。実績重視、近走の上がり時計、京都コース特性というところで考えるべき番組だろう。 . . . 本文を読む
最低限必要な実力、オープンクラスでの実績
気がつけばもう二月。来月からは春のG1戦線が始まるではないか。一年が瞬く間に過ぎていく。馬も新しくなった。実力がどこまで通用するか、頂点を目指して篩に掛けられていく。この番組で求められる力とは、クラシック戦線に参戦してもおかしくない力。ただし、この時期でという条件が付く。秋になるとまた化ける馬もいる。今が全てではないが、それに近いものがあることは確かだ。いわば、それに相応しい実力を持っていないとならない。一番人気は[5-2-0-3]と比較的順当な結果を残している。阪神JFに参戦して来た馬もここに参戦する。いわば、中途半端な実力では勝ち負けが難しくなってくるのである。言い訳が通用しないと言うことで考えれば良いだろう。それらの点を踏まえて予想を組み立てたい。 . . . 本文を読む
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