人気馬をどう評価するか阪神大賞典のオルフェーブルをどう評価するか。私は勝ち負けになる馬だと思っているが、勝てる馬かと訊かれれば、難しいだろうと答えるしかない。長距離は力があるだけでは勝てないのである。ゴルフが飛距離があっても勝てないのと同じように、その適性がなければ勝てないのである。つまり、鞍上のいうことをどこまできちんと守れるかなのである。騎手と喧嘩するような馬では勝てない。だから難しいと言える。 順調なローテーションとなれば阪神大賞典組だ。距離も1ファロンしか変わらない。しかし、次は大阪杯を上げる。タフさだけを頼りにした走りができなければ、大阪杯を勝つことができない。この番組の中間を楽に走らせることができれば大阪杯の馬も侮れないのである。理想的には2400m戦をきちんと走りきって、勝ち負けになっていること。それが京都ならば好都合である。その時の上がり時計が34秒前半なら、この番組でも勝ち負けになる。ただ、追い込みが戦法となっている馬は勝ち負けまでは厳しい。タフな番組になるほど、前々の競馬ができないと勝ち負けにはならない。この点を忘れずに考えるべきだろう。 . . . 本文を読む
上位人気でもコケる理由がある我々はどうしても心情馬券になりやすい。それを払拭するために私はデータを注視することが多い。しかし、荒れる条件の時には如何ともし難い。これは競馬を知らないからなのか。この番組はその傾向がある。確かに上位人気陣が活躍することを前提に予想を組み立てれば良いのだが、昨年から流れが変わった気がする。ウインバリアシオンは六番人気でこの番組に参戦してきた。弥生賞で戦績が奮わなかったから致し方ない。が、そのような馬でもここで勝ち負けになるのである。しかも、年が明けた今年、天皇賞馬にならんと下馬評を動かすほどの馬となった。人気ほどアテにならないものはないのだが、人気を侮ることができないのもまた確かなこと。基本的には毎日杯組が有利、次いで弥生賞組となっている。距離適正と上がり時計、コース適性を重視して予想を組み立ててみたい。 . . . 本文を読む
長めの距離を追われていること調教にはさまざまな追い切りがある。この時にどこを見るのか。上がり3ファロンであるのだが、その前に、どのような走りをさせたのか。15-15で追ったのか、長めの距離を追ったのかで意味が違う。ここは後者であることが望ましい。この意味はご自身で勉強して貰うことをお勧めする。東京コース対応、上がり時計、実績走破距離、近走での戦績と、条件を組み合わせて考える必要があるが、近年ではフラワーCが勝ち負けになりやすいのだが、昨年のような重馬場であると、未勝利戦、500万条件戦などで決まるということもある。大波乱だったことはいうまでもない。では、天気予報からして、今年もそのように荒れるのかと考えられなくもないが、根拠がない馬券は予想ではないし、賭けでもない。それを見越した上で、どう考えるかが肝心なのである。この番組が興味深いのは、2000m戦組よりもマイル戦組が好走をしている点だ。距離実績は問わないということになる。東京コース実績もアテにはできない。馬格、切れる脚も含めて考えてみたい。
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資質が問われてもここだけの話中二週で行われるヴィクトリアマイルとは全く関係ないとはいわないが、ローテーションを考えると、ここで叩いて等外番組に参戦する馬はいないに等しい。無理はさせない。確実に仕上げていくと考えたら、ここでの出走はない。フローラSもそうだが、昨年は特別な年だった。この番組もご多分に漏れず、荒れた。こればかりは致し方ない。それを除いても番組は多様化していて、マイル戦で好走した馬、それも東京コースでという考え方が順当だろう。しかし、ダービー卿チャレンジT組はことごとく消えている。2着が精々というところ。同じマイル戦であっても、その意味が違っているところが謎を深める。しかし、マイラー資質を重視するしかない。追われて伸びる脚よりも、一瞬の切れ味を持つ馬、前々の競馬ができる馬であることが肝心だろう。 . . . 本文を読む
馬連平均8,780円ということ荒れているのである。これは仕方がない。強い牝馬がこの番組に参戦してくることはなく、「団栗の背比べ」状態で各馬が戦うわけであるから、何が来てもおかしくない。聴衆が勝手に思い込みをぶつけているだけなのである。基本は中山牝馬S組が勝ち負けになる。勝率は12.2%と驚くようなものではなく、それ以外の番組から勝ち星を挙げた馬は僅かに2.5%。この開きから考えれば、中山牝馬Sが圧倒的と言っても間違いではない。話を単純にすれば、マイル戦から1800m戦で如何に勝ち負けになっているか、近走での凡走はないかというところを中心に考えるしかない。ただ、勝ち馬との時計差は確認するべきだ。0.5秒以上開いている馬はアテにはできない。それらを含めて予想をまとめてみたい。 . . . 本文を読む
人気よりも実力、実績で判断一番人気が3-2-2-3、二番人気が0-1-2-7、三番人気が1-0-2-7、上位人気陣が僅かに7連対しか果たしていない結果となっている。それはなぜか。単純に成長過程だからである。三歳馬に絶対を求めてはいけないのである。ステップ番組としては勝率ではスプリングS、弥生賞、若葉賞の順、3着連対率だと若葉賞がスプリングSを凌ぐ。これらの前哨戦をきちんと勝ち負けになってきた馬であっても、前述のように信頼を置くことができないのである。基本は凡走をしてしまった馬には、その理由がある。それが巻き返しが可能であるのか、非常に難しい。桜花賞のジョワドヴィーヴルがその良い例だろう。4着となったにはその理由がある。若駒である以上、近走での凡走は致命傷となる。順当なローテーションで臨めることが望ましいことだが、訳あって別路線から参戦してきたという馬は、実力があると目されても、割引が必要かも知れない。そのような総合的な観点で予想を組み立てたい。 . . . 本文を読む
定量戦ならではの斤量重視最長距離である4250mを走ることになる。定量で走るために、近三走で61キロ以上を背負って勝ち負けになった馬を中心に考えるのが常道だ。実際、近三走で61キロ以上を背負って走った馬が圧勝。力のない馬が勝ち負けになることは殆どないと考えても良いだろう。また、近走で凡走に終わった馬もアテにはできない。巻き返しを図るというほど距離は短くない。そこでその距離適正、前述のように斤量を重視して考える。中山コースを走破している馬もまた侮れないが、斤量、距離、中山コースという順番だろう。それらの点を合わせて考える必要がある。 . . . 本文を読む
1800m戦だからこその脚質フェブラリーSとマーチSからこの番組に参戦してきた馬が好走をしているが、穴目であるのがオープン特別戦を勝ち上がってきた馬だ。ただし、マーチS組は出走頭数が多い。そのために、数字としてはあまり信頼ができない。その点、フェブラリーS組は出走頭数が少ないために、タラレバになる可能性が高い。そのため、侮れないのがオープン特別組となる。が、実力があって、条件戦を勝ったばかりという馬は、当然ながらケチがつきやすい。そのため、2着との差を0.4秒以上開けていることを条件に加えたい。そのような資質を持ってこの番組に臨んできた馬であれば信頼をすることはできるが、そうでないとしたら如何なものか。また、馬齢的には四歳馬と六歳馬が好走しているが、これは数字上のマジックで、結果論でしかない。四歳馬は走る、六歳馬なら信頼できるということではない。やはり、ダート戦は前々の競馬ができることと、近走実績に重みを置いて考えることが必要だろう。 . . . 本文を読む
展開よりも馬自体が持つ力が鍵を握る順当に駒を進めてきた馬が有利であることは間違いない。無理は無駄に繋がる。前哨戦となるチューリップ賞、フィリーズレビュー、アネモネSを勝ち上がってきた馬が好走を果たしている。その上で、マイル戦をきちんと勝ち負けになって、この番組に駒を進めてきた馬が実績を残すのである。言うなれば、きちんとしたローテーションで調整をされた馬がクラシック戦線では強いのである。が、予想を立てる上では欲目が出る。その逡巡を楽しむのもまた競馬の予想でもある。が、クラシック戦線においてはそれがあまり通用しない。実績上位が実力上位になることが多いのである。と書きながらも、去年の荒れたG1戦線を思い出さなくもない。どう考えるか、どう臨むかで、予想も変わるのだが、私の場合は前述の通り、基本は実績と実力を併せて評価して組み立てたい。 . . . 本文を読む
前走を凡走に終わった馬も侮れない順当、順調という競馬の基本を全く無視するような番組であることを、先ず頭に入れておきたい。はっきり言って、混戦である。力が拮抗していると言えば言えなくもない。昨年は阪神競馬場で行なわれているために、ピントがやや呆けているところもあるが、この番組は距離適正を読み切った予想が功を奏す。マイラーとしての資質はハナでのダッシュ力。この力と切れのある脚。つまりは、息を入れずに走ることができるかということになる。この展開でこれまでの番組で勝ち負けになったことがあれば勝ち負けになる可能性は高い。また、この番組に出走するに当たって、順調なローテーションで迎えるよりも、叩かれて、間隔が詰まっている馬が有利な展開をしている。つまりは、緩んでいないことが条件の一つになる。それを見極めるには調教VTRを観るしかない。この点を加味して予想を組み立てたい。
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