岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

現代万葉集の2022年版三首(相聞)

2022年11月30日 00時04分31秒 | 岩田亨の作品紹介
今年は「相聞」を三首出詠した。

・お互いの呼吸のさまを感じつつ峠に立ちて琵琶湖見下ろす

・住み慣れぬ異国の地にて暮らし居る女(おみな)二人を愛おしむわれは

・汝(なれ)はいま大人の表情見せたりき紫式部のいろ淡き日に

 難解ではなかろう。知り人を思いやる三首だ。
 相手が男女どちらでも、年齢に関わらず「相手を思いやる」のが「相聞」である。


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