岩田亨の短歌工房 -短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎-

短歌、日本語、斎藤茂吉、佐藤佐太郎について考える

ベトナム戦争を詠う:窪田章一郎の短歌

2010年08月31日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
第二次世界大戦後、15年以上続いた「ベトナム戦争」。日本から空母・爆撃機・戦車・海兵隊が出動しました。日本国内で「ベトナム反戦運動」が起りました。歌人もこれに無関心ではいられなかったようです。 . . . 本文を読む

佐藤佐太郎42歳の幻想詩:夜の階段の人影を詠う

2010年08月30日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
「われ踊れば影繚乱す」という漢詩がありますが、こうした情景は宮沢賢二の童話にもあります。幻想的な趣をもつ作品です。・・・ . . . 本文を読む

齊藤茂吉43歳:白髭は苦しみの象徴

2010年08月29日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
「気苦労が多くて、この頃白髪が増えてね。」とはよく言われる言葉です。斎藤茂吉は「白いひげ」を作品に詠み込みます。・・・ . . . 本文を読む

信濃路に春を待つ歌:島木赤彦の短歌

2010年08月26日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
島木赤彦、最晩年の作品です。正岡子規・斎藤茂吉・佐藤佐太郎の最晩年の作品と比べると、島木赤彦の作風の特色の違いが明らかになるのが興味深いところです。 . . . 本文を読む

前衛短歌によって残されたもの失われたもの

2010年08月23日 | 短歌史の考察
明治維新。文化の洋風化のなかで忘れられようとしていた日本文化を「再発見」したのは、フェノロサとラフカディオ=ハーン(小泉八雲)でした。ひとつの文化が大きな変容期を迎えたときには、えてしてありうることですが、前衛短歌にもそういったものがなかったでしょうか。・・・ . . . 本文を読む

佐藤佐太郎42歳:「リグヴェーダ」を読む

2010年08月22日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
佐藤佐太郎に限らず歌人の読書量は膨大です。文学者なればこそ当然とも言えますが佐太郎が偶然、ヒンズー教の聖典を読んだという作品。それだけなら、ただの事実報告に過ぎませんが、さて短歌作品にするにはどうするか。考えさせられた一首です。・・・ . . . 本文を読む

齊藤茂吉43歳:焼けあとで納豆餅を食う

2010年08月21日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
齊藤茂吉としては珍しい字足らずの作品です。その字足らずをどう捉えるかですが。・・・ . . . 本文を読む

戦争を厭う歌:近藤芳美の短歌

2010年08月15日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
今日は「終戦の日」。短歌の総合誌では、「戦争と短歌」の特集が続いています。「短歌研究8月号」の特集については既に記事にしましたが。「角川短歌7月号」の「竹山広の残したたもの」はもちろん、「前衛短歌を考える」の連載も戦争をくぐりぬけてきた時代の短歌運動の総括とも言えましょう。 . . . 本文を読む

佐藤佐太郎47歳:魚の命を詠う・斎藤茂吉との差異

2010年08月11日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
昨日、「魚の命を詠う」斎藤茂吉の作品を採りあげましたが、佐藤佐太郎もこのテーマの作品を残しています。戦後の作ですが、斎藤茂吉との時代の隔たりを感じます。・・・ . . . 本文を読む

齊藤茂吉44歳:魚の命を詠う

2010年08月10日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
「たまきはる」「命」。斎藤茂吉が好んで使った言葉ですが、そのせいでしょうか。斎藤茂吉の作品には「祈り」のような趣があります。今から見れば、それが「古風」に過ぎると思われる原因ともなるのですが、それは歌の詠まれた時代性の問題でしょう。ここに挙げたのもそういう「時代」が感じられる作品です。・・・ . . . 本文を読む

戦場の川を渡る歌:宮柊二の短歌

2010年08月09日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
夥しい犠牲者を出した「太平洋戦争」。「15年戦争」とも「アジア太平洋戦争」ともいわれますが、従軍体験をリアリズム短歌に詩的昇華したのが宮柊二。そういえば今日は長崎に原爆が投下された日です。 . . . 本文を読む

佐藤佐太郎46歳:谷の静寂を詠う

2010年08月03日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
佐藤佐太郎は第6歌集「地表」で落ち着いた叙景歌を残すようになります。そのような作品のひとつです。・・・ . . . 本文を読む

齊藤茂吉43歳:偶像の崩れるのを詠う

2010年08月01日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
偶像。信仰の対象としての「人や動物の彫像など」ですが、人はしばしば心の中に偶像を持ちます。英語ではアイドルですが、これが崩れる時、心の平衡が崩れます。イギリスの小説にも「落ちた偶像」という作品があります。たしか文庫本にもなっているはずですが。・・・ . . . 本文を読む