岩田亨の短歌工房 -短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎-

短歌、日本語、斎藤茂吉、佐藤佐太郎について考える

晩夏の釣り人を詠う:佐藤佐太郎の短歌

2011年06月27日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
釣りをする人は、当然のこと川や海に向かって立ちます。当たり前と言えば当たり前ですが、佐太郎はそういうことも短歌の素材としているます。例えば・・・。 . . . 本文を読む

斎藤茂吉の時事詠:「民族のエミグラチオ」の歌

2011年06月26日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
斎藤茂吉は戦争中の言動の責任を問われました。その原因の主たるものは「戦争に関する時事詠」を詠んで、戦争遂行に積極的に協力したことにあります。その一例です。・・・ . . . 本文を読む

戦争を悲しむ歌:土屋文明の短歌

2011年06月24日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
伊藤左千夫の弟子のなかで、「写生」をリアリズムに発展させたのが土屋文明。「叙情詩人からリアリズムへ転換」というのは岩波文庫「土屋文明歌集」の帯文にある言葉です。6月23日は「アジア太平洋戦争」末期の沖縄戦が終結した時期。組織的な日本軍の戦闘はこれを以て終結したと言われます。その戦争を戦前・戦中の土屋文明はどう見ていたか。興味のあるところです。 . . . 本文を読む

土屋文明・小論

2011年06月22日 | 作家論・小論
近現代短歌の歌人の中で見逃せない歌人の一人は土屋文明でしょう。島木赤彦・斎藤茂吉と並ぶ、伊藤左千夫の三人の弟子のひとりにして、最も長寿。あれほど長く続いた「アララギ」も土屋文明没後ほどなくして分裂。それほど大きな存在だったのでしょう。・・・ . . . 本文を読む

河口に満潮を詠む:佐藤佐太郎の短歌

2011年06月19日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
夏の終わりは何となくうらがなしい気分になるものです。古典和歌では「風の音にぞ驚かれぬる」という藤原敏行の名歌がありますが、佐太郎の場合は・・・。 . . . 本文を読む

こがらしの絶えた夜の歌:斎藤茂吉の短歌

2011年06月18日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
「朝の海」と題された一連の歌の一つ。佐藤佐太郎と長沢一作は「秀歌」としてとり上げていますが、塚本邦雄はとり上げていません。その辺に「写実派」と「塚本的サンボリズム」の違いかも知れません。・・・ . . . 本文を読む

旅の終わりの歌:斎藤茂吉の短歌

2011年06月17日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
1932年(昭和7年)、斎藤茂吉は北海道の次兄を訪ねるのを機に、北海道巡りをしました。その旅の帰路、東北地方の十和田湖に立ち寄って、短歌作品を残します。いわば「旅の終わりの歌」です。・・・ . . . 本文を読む

歴史学と現代の目と

2011年06月13日 | 歴史論
いつだったか「歴史を調べて何になるの」と言われたことがあります。どう答えたかはよく覚えていませんが、ただ「懐古趣味」で調べる、研究するのではありません。それは・・・ . . . 本文を読む

斎藤茂吉の「写生・写実短歌」に対する異説

2011年06月12日 | 茂吉と佐太郎の歌論
「異説」とは「思い違い・勘違い・誤解」という意味で、斎藤茂吉が「短歌に於ける写生の説」の中で用いた語です。今でも「写生・写実」に対する「思い違い・誤解」があると思うので、少々挙げてみました。・・・ . . . 本文を読む

斎藤茂吉・佐藤佐太郎の歌論を現代に活かす:「運河」333号作品費批評

2011年06月11日 | 茂吉と佐太郎の歌論
2011年3月号に続いて4月号(333号)の作品批評も担当しました。掲載は6月号(335号)です。・・・ . . . 本文を読む

原子力災害の収束は?:寺田寅彦と斎藤茂吉の随筆を手掛かりに

2011年06月10日 | エッセイ
福島第一原子力発電所の「原子力災害」の発生から三か月以上たちました。初動の遅れ、情報の発表の仕方、責任の所在。様々なことが言われ始めましたが、その中で「責任者の交代を」という声も高まって来ました。しかし、・・・。 . . . 本文を読む

勝って悲しむ歌:寺山修司の短歌

2011年06月09日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
勝つことが常に喜ばしいとは限りません。そういう複雑な心情を詠った作品です。寺山修司の作品にはそのような屈折した心情が詠まれた作品が多いと思います。 . . . 本文を読む

かすかな感情の起伏を詠う:佐藤佐太郎の短歌

2011年06月08日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
「芸術の基本は悲しみの心情だ」というのは版画家の棟方志功の言葉ですが、「悲しみ・苦しみ」など広くいう「葛藤」があるから、喜び・楽しみを感じられるとも言えます。たしかに「毎日がお祭り」だったら、楽しさも何もない。・・・・ . . . 本文を読む

生きる苦しみを詠う:斎藤茂吉の短歌

2011年06月07日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
斎藤茂吉は生涯生きる苦しみを抱えて生きた歌人だったようです。それが押し付けがましくないのは、声調がのびのびしているからでしょうか。・・・ . . . 本文を読む

歌集「オリオンの剣」から5首抄:「角川短歌6月号」より

2011年06月06日 | 岩田亨の短歌自註
「角川短歌」6月号に僕の第二歌集「オリオンの剣」の書評が載りました。その記事に抄出された5首をご紹介します。・・・ . . . 本文を読む