岩田亨の短歌工房 -短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎-

短歌、日本語、斎藤茂吉、佐藤佐太郎について考える

犀のごと生きるとは何? 心してわが読む本の中に書きこむ

2010年03月31日 | 岩田亨の短歌自註
誰でも袋小路からぬけられないような気持になる場合があります。そんなとき読んだ一冊の本の中にある言葉がありました。それは・・・。 . . . 本文を読む

齊藤茂吉29歳:墓地につもる雪を詠む

2010年03月30日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
墓地に降る雪。それだけで何かを暗示しているようでえすが、茂吉は30歳で詠む対象としています。はやくも老成しているようですが、暗示性・象徴性に富み、従来の「根岸派」には見られないものでした。・・・ . . . 本文を読む

正岡子規はなぜ「万葉調」を主張したか

2010年03月29日 | 短歌史の考察
正岡子規は短歌において「写生」を唱えました。そして古典和歌としては万葉集を推奨しました。子規の系譜を受け継ぐ歌人の多くも万葉集の研究をしました。「アララギ=万葉調」といわれる所以ですが、僕はちょっと違った感触を持っています。・・・ . . . 本文を読む

佐藤佐太郎と酒

2010年03月27日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
「酒は飲むべし。飲まるるべからず。」は有名な言葉ですが、佐太郎はよく酒を飲んだみたいで、酒に関わる作品を残しています。すでに何首かとりあげましたが、今日はちょっと別の角度から・・・ . . . 本文を読む

「星座」52号:巻頭佳詠より(続)

2010年03月26日 | 岩田亨の短歌自註
「星座」52号「巻頭佳詠」を4首紹介しましたが、残りのなかよりまた4首紹介します。・・・ . . . 本文を読む

佐藤佐太郎42歳:孤独に酒を飲む

2010年03月25日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
第5歌集「帰潮」によって「象徴的写実歌」を確立した佐藤佐太郎ですが、その感情の沈潜はますます顕著になります。第6歌集「地表」はそういう歌集です。壮年期(充実期)の作品集と言えるでしょう。・・・ . . . 本文を読む

齊藤茂吉46歳:生きる悲しみを詠う

2010年03月24日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
ヨーロッパ留学からの帰り、茂吉は青山脳病院の全焼の報を受けます。帰国した茂吉を待っていたのは、病院再建のための困難でした。この時期、茂吉は神経衰弱になったとある書にありましたが・・・。 . . . 本文を読む

なめらかに純化されゆく感じにて音なき夜に淡雪が降る

2010年03月23日 | 岩田亨の短歌自註
「運河」誌上の「四季のうた」に掲載されたもの。ある雪の夜の実体験です。・・・ . . . 本文を読む

国禁の書を読む歌:土岐善麿の短歌

2010年03月20日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
土岐善麿。石川啄木の親友として知られます。啄木の「悲しき玩具」を出版する時も、啄木の仕事の斡旋もしました。昭和55年まで長寿を保ったことでも知られています。 . . . 本文を読む

佐藤佐太郎40歳:貧しい酒飲み

2010年03月18日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
佐太郎は作歌態度において厳しく、人間関係の上での個人的なことを歌に詠んでも、「歌集」には収録しませんでした。私的なことを歌に詠んでも、歌集として世には出さない。こういう覚悟をもっていたようです。ただしお酒は好きで、よく飲んだそうですが。・・・ . . . 本文を読む

齊藤茂吉27歳:山の湧き水・谷川の細水を詠う

2010年03月17日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
齊藤茂吉の「赤光」には従来の「根岸短歌会」になかった傾向があります。伊藤左千夫はこれを「空想派」と呼んだそうですが、古参の同人からは異論が相次いだそうです。それをなだめたのが伊藤左千夫で、次の一首などもその例になるでしょう。・・・ . . . 本文を読む

方形の庇は五つ重なりて室生の秋の空間を切る

2010年03月15日 | 岩田亨の短歌自註
「運河」誌上に「四季の歌」という欄があります。会員の出版した歌集などから秀歌を山内副代表が選ぶものですが、初めて僕の作品が掲載されたものです。・・・ . . . 本文を読む

齊藤茂吉の短歌「赤光」と植物

2010年03月14日 | 茂吉と佐太郎の歌論
齊藤茂吉の「赤光」には多くの植物名が出てきます。これが何を物語るか。今日はそんなお話です。 . . . 本文を読む

板挟みになった歌人たち(2):斎藤茂吉と佐藤佐太郎

2010年03月13日 | 短歌史の考察
正岡子規と伊藤左千夫が、病気や貧困と創作活動の板挟みにあったことを前回書きました。今回は齊藤茂吉と佐藤佐太郎についてです。・・・ . . . 本文を読む

板挟みになった歌人たち(1):正岡子規と伊藤左千夫

2010年03月12日 | 短歌史の考察
残された作品を読むと、いかにも流麗なのが「写生派・写実派」の特徴ですが、実生活は苦悩の連続。まずは正岡子規・伊藤左千夫から。・・・ . . . 本文を読む