岩田亨の短歌工房 -短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎-

短歌、日本語、斎藤茂吉、佐藤佐太郎について考える

2010年の作品から5首抄出

2010年12月31日 | 最近の作品(年次別)
ことしの作品から5首抄出しました。「角川・短歌」9月号に発表した新作です。表題「遠き雷鳴」。 . . . 本文を読む

何故3つの雑誌に所属するのか:斎藤茂吉・佐藤佐太郎のこと

2010年12月29日 | 「星座の会」「星座α」
僕は3つの「短歌雑誌」に所属しています。すなわち「運河」「星座」「星座α」。このことについて僕の中では、一つの縄のようにあざなわれているのですが、どうもややこしいので、少しお話しておこうと思います。・・・ . . . 本文を読む

佐藤佐太郎50歳:奄美大島の暮らしを詠う

2010年12月26日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
「群丘」時代の佐藤佐太郎は、全国を巡り作歌活動を精力的に行います。このバイタリティーは1966年(昭和41年)の暮れに入院するまで続きます。ここでは奄美大島の人々の暮らしを詠んだものです。・・・ . . . 本文を読む

齊藤茂吉48歳:松風の音を寂しむ歌

2010年12月25日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
敬謙な仏教徒の家に生まれた茂吉。その作品にはどこか祈りのような趣があります。近江蓮華寺での一首です。・・・ . . . 本文を読む

好きになれない言葉

2010年12月23日 | 日本語をめぐって
僕がどうしても好きになれない言葉があります。そう呼ばれると、どうしても違和感を禁じえないものです。その言葉は、・・・ . . . 本文を読む

万葉集から学んだもの:「アララギ」と「心の花」

2010年12月19日 | 短歌史の考察
アララギ(根岸短歌会)は「万葉集」から学ぶのを特徴として来ました。一方、「心の花」も万葉集の研究を家業とする歌学・国文学者の佐佐木信綱によって創刊されました。正岡子規の生前には、「心の華=現・心の花」に「根岸短歌会」の会員の作品が掲載されたりしたようですが。その後は少し趣が異なってきたようです。・・・ . . . 本文を読む

独房の中の歌:大塚金之助の短歌

2010年12月17日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
大塚金之助。著名な歌人ではありませんが、注目に値する歌人だと僕は思っています。この歌人の名を知ったのは、坪野哲久の著作を通じてのことでした。 . . . 本文を読む

佐藤佐太郎50歳:青シダに太古を思う

2010年12月16日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
短歌作品に限らず詩の魅力のひとつは連想です。文字に表わされていることだけでなく、表現が連想を呼び、その連想が余韻となって心に残る。佐太郎は「推量に遊ぶ」と書き残していますが、これは佐太郎短歌の魅力でもあります。・・・ . . . 本文を読む

齊藤茂吉48歳:高野山の蛍を詠う「幻想歌」

2010年12月15日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
蛍。俳句では「ほうたる」とも言いますが夏の風物詩といってもいいでしょう。茂吉は高野山でこの蛍の明滅を作品化しています。高野山と言えば山岳宗教のメッカ。題材そのものに詩情が漂います。・・・ . . . 本文を読む

寺山修司・小論

2010年12月14日 | 作家論・小論
寺山修司。歌壇では「前衛短歌」の歌人として有名ですが、僕には特別な思い出があります。それは・・・。 . . . 本文を読む

説明と情景描写

2010年12月13日 | 茂吉と佐太郎の歌論
数年前の神奈川新聞の小コラムに賀詞交換会の会話のやり取りが書いてありました。それは「説明か詩的表現か」にかかわる重要な問題を含んでいます。・・・ . . . 本文を読む

戦後の思想の混乱期と短歌

2010年12月12日 | 短歌史の考察
「星座」創刊号の尾崎主宰の「佐太郎のことば①」に「戦後の思想の混乱期にあたり・・・短歌というジャンル自体が踏みにじられかねない風潮の中にあった。」という一文があります。思想の混乱と短歌の否定。これについて僕の知っている範囲で、まとめてみたいと思います。・・・ . . . 本文を読む

唐招提寺の歌:佐佐木信綱の短歌

2010年12月10日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
明治の「短歌革新」(新派和歌)の一翼を担った佐佐木信綱。万葉集研究でも有名ですが、その代表的な短歌作品のひとつです。 . . . 本文を読む

神よりの罰をおそれず燃ゆる火をプロメテウスは持ち帰り来し

2010年12月09日 | 岩田亨の短歌自註
プロメテウス。人間がまだ火を知らなかった時に、神より罰を受けるのを覚悟で火を持ち帰ってきたと言われます。ギリシャ神話に登場するのですが、これがやけに心に残っています。・・・ . . . 本文を読む

佐藤佐太郎50歳:夜の幻想詩

2010年12月08日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
「写実」といえば、目に見えるものを捉えると思いがちです。それが基本には違いないのですが、佐太郎の作品はそれにとどまらないところがあります。・・・ . . . 本文を読む