岩田亨の短歌工房 -短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎-

短歌、日本語、斎藤茂吉、佐藤佐太郎について考える

闘いの歌 尾崎左永子の短歌

2016年12月04日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
尾崎左永子。私の恩師です。しかし短歌をやめていた時期があります。そして歌壇に復帰して印象深い一首を残しました。「闘いの歌」です。 . . . 本文を読む

戦争を嘆く歌 尾崎左永子の短歌

2016年08月17日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
尾崎左永子。私の恩師ですが、戦争を体験して秀歌を残しています。 . . . 本文を読む

戦場へ赴く友を嘆く歌 坪野哲久の短歌

2016年07月21日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
左翼の闘士と呼ばれる坪野哲久。プロレタリア短歌の歌人としても知られています。その作者が戦争中に友人の出征を歌った作品があります。昭和15年【1940年)に刊行された歌集に収録された作品です。 . . . 本文を読む

戦死した若者を悼む歌:釈迢空の短歌

2015年05月03日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
齋藤茂吉と並ぶ近代短歌の大家、釈迢空。戦死した若者を悼む歌を残しています。戦時中は表立って戦争に反対することはありませんでしたが、内心では戦争に反対し、弟子筋の歌人によく話したそうです。迢空の弟子筋の歌人に、社会派の歌人が多い理由でもありましょう。 . . . 本文を読む

バグダッドへの爆撃を悼む歌:岡野弘彦の短歌

2015年04月15日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
折口信夫(釈迢空)の最後の弟子。岡野弘彦。戦争を体験したこの歌人が、アメリカによる、空爆下のバグダッド市民に心を寄せた作品を、一冊に収録した歌集を出版しています。それが『バグダッド燃ゆ』です。 . . . 本文を読む

戦後の新時代の歌:土岐善麿の短歌

2015年01月07日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
石川啄木の親友として知られる土岐善麿。若い時は土岐哀果という筆名を使っていました。早稲田大学で教鞭をとっていたとき、早稲田短田短歌会の指導にもあたり、篠弘の師としても知られています。その善麿が、戦後の新時代を短歌に詠みました。当時の人びとの気持ちを知る、手懸りになります。 . . . 本文を読む

春の嵐の歌:長澤一作の短歌(最後の絶唱)

2014年11月20日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
佐藤佐太郎の弟子であり、短歌結社「運河の会」の設立同人だった、長澤一作。2013年に亡くなりましたが、生前最後の一首を残しました。「春の嵐の歌」です。 . . . 本文を読む

兵士としての記憶の歌:島田修二の短歌

2014年06月16日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
朝日歌壇の選者だった島田修三。宮柊二に師事しましたが、みずからの結社も創立しました。そんな彼は、海軍兵学校の生徒でした。将校の予備軍だったのです。「兵士になる」ということは「人を殺す」ことを覚悟する」ことです。この記憶が作者の脳裏からはなれなかったのでしょう。そんな心情を表現した短歌を御紹介します。 . . . 本文を読む

悲しみの涌く歌:長澤一作の短歌

2014年06月14日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
佐藤佐太郎の初期の弟子として知られる長澤一作。佐太郎の率いる「歩道の会」から分かれて、「運河の会」を設立しました。「運河の会」の設立にあたっては、様々な事情があったそうです。そんな時代の心情を詠った短歌を御紹介しましょう。 . . . 本文を読む

戦争の記憶に苦しむ歌:川島喜代詩の短歌

2014年04月24日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
先の戦争には多くの兵が日本より出征しました。殺し殺されるのが戦争です。よって出征した人のなかには、その記憶が、一首の「心の傷」となっています。そんな心情を詠った現代短歌を御紹介しましょう。 . . . 本文を読む

桜田門の歌:斎藤瀏の短歌

2014年03月28日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
軍人歌人として知られる斎藤瀏。戦前の歌壇を、大きくファシズムの方へ転換させ、戦後には公職追放になりました。2・26事件の実行犯でもあります。その斎藤劉が、自らの心情を、幕末の尊王攘夷の志士になぞらえた歌があります。各種のアンソロジーでは紹介されないので、ここで紹介したいと思います。 . . . 本文を読む

シベリア抑留の歌:窪田章一郎の短歌

2012年03月22日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
シベリア抑留。旧ソ連の犯した国際法違反行為ですが、ここで何万人もの日本人が死にました。歌人窪田空穂の次男、窪田章一郎の弟もこれで命を落としました。短歌にも詠われています。 . . . 本文を読む

ノモンハン事件の歌:坪野哲久の短歌

2012年03月18日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
「ノモンハン事件」。日米開戦に先立って起った日本とソ連の軍事衝突です。日本軍は大損害をこうむったのですが、その詳細は終戦まで明らかにされませんでした。ただ「戦死者が出た」。と国内には伝わりましたが、坪野哲久はこれを短歌作品として残しています。 . . . 本文を読む

子を思う歌:中城ふみ子の短歌

2012年02月02日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
「赤裸々」「奔放な男性遍歴」などと言われることの多い中城ふみ子ですが、「個人の生活を晒した」あけではなく、ある「主題・テーマ」があります。 . . . 本文を読む

寂滅(ほろび)の光の歌:伊藤左千夫の短歌

2011年12月15日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
伊藤左千夫最晩年の連作、「ほろびの光」5首。左千夫最大の名作で、当時激しい論争をしていた斎藤茂吉も激賞しています。 . . . 本文を読む