岩田亨の短歌工房 -短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎-

短歌、日本語、斎藤茂吉、佐藤佐太郎について考える

硝子戸に映すわが顔表情の乏しき上を甲虫が這う

2010年04月30日 | 岩田亨の短歌自註
このブログの別の記事のなかで一度紹介したことのある作品ですが、思いのほか反響が大きく、ここでもう一度紹介することとなりました。ひょっとしたら僕の代表作になるかも知れません。・・・ . . . 本文を読む

言葉:辞書上の意味と文脈上の意味・「工房」ということ

2010年04月25日 | 日本語をめぐって
中学生の国語の単元に「辞書上の意味と文脈上の意味」とういものがあります。簡単そうで説明するのが難しいのですが、教科書も「苦しい説明」をしているようです。・・・ . . . 本文を読む

佐藤佐太郎46歳:北上山地を上空から詠う

2010年04月23日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
佐藤佐太郎の第6歌集「地表」のタイトルのもととなった作品です。「都市を上空から詠む」とは全く趣が異なっているものですが・・・。 . . . 本文を読む

齊藤茂吉34歳:孤独な夜を詠む

2010年04月22日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
尾崎放哉の俳句に「咳をしてもひとり」というものがありますが、それを短歌的形式であらわすとこうなるのでしょうか。孤独な夜の歌です。・・・ . . . 本文を読む

軍装を解くがごとくに背広脱ぎ退社してより二十年経つ

2010年04月21日 | 岩田亨の短歌自註
「短歌作品は作者の手をはなれたとたん一人歩きする」とよく言われますが、まさか自分の作品をめぐって起こるとは。大事件というほどのことではないのですが。・・・ . . . 本文を読む

塔の上のひとひらの雲の歌:佐佐木信綱の短歌

2010年04月20日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
佐佐木家は代々「歌学」を引き継いできた家柄で、旧派のひとつだったのですが、佐佐木信綱のときに「短歌革新」の一翼を担うようになります。万葉集の研究者としても著名で、万葉集を称賛した正岡子規とも親しかったようですが。・・・ . . . 本文を読む

佐藤佐太郎46歳:上空より都市を詠う

2010年04月17日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
 「都市詠の開拓者」と言われる佐藤佐太郎。飛行機に乗って空から地上を俯瞰しています。今日はその話を・・・。 . . . 本文を読む

齊藤茂吉27歳:生への執着を詠む

2010年04月16日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
齊藤茂吉は医師として数多くの患者の死を見送ることになりますが、自らの病床で詠んだ作品もあります。茂吉27歳の時でした。・・・ . . . 本文を読む

星屑を宇宙の塵と思うとき流星群はひときわ寒し

2010年04月14日 | 岩田亨の短歌自註
「しし座流星群」が話題になったときの作品。「星座選集1」「夜の林檎」に収録しましたが、与謝野鉄幹との競詠になってしまった作品です。意識はしなかったのですが・・・。 . . . 本文を読む

齊藤茂吉と西郷信綱

2010年04月13日 | 茂吉と佐太郎の歌論
西郷信綱は古代文学の研究者。斎藤茂吉は近代短歌の歌人。その西郷信綱の著書に「斎藤茂吉」があります。西郷信綱の登場する他のブログの記事をみても、日本語の起源・民間信仰などに関するものが多いようです。ここに若干の違和感を持つ人もいるのではありませんか。今日はそのへんのお話を・・・。 . . . 本文を読む

佐藤佐太郎と宮柊二

2010年04月10日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
齊藤茂吉と北原白秋が同世代で好敵手だったとすれば、佐藤佐太郎と宮柊二も同世代といっていいでしょう。佐藤佐太郎と宮柊二が、それぞれ茂吉と白秋の弟子であってみれば、何か特別なものを感じるのですが、それは僕だけでしょうか。・・・ . . . 本文を読む

齊藤茂吉33歳:涙をこらえる歌

2010年04月09日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
齊藤茂吉。「アララギの総帥」などと言われたこともありましたが、意外と情にもろいところもあったようです。・・・ . . . 本文を読む

佐藤佐太郎45歳:冷戦時代を詠う

2010年04月08日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
冷戦時代、相次ぐ大気中の核実験により「雨に放射能が含まれている」と大騒ぎになったことがありました。冷戦時代の象徴的事件ですが、これを佐太郎はどのように歌に詠んだでしょうか。 . . . 本文を読む

やがて来る運命を知らず痛々し 養鶏場のレグホンの白

2010年04月07日 | 岩田亨の短歌自註
レグホン。正式名は「白色レグホン」です。食用の鶏ですが、生きたまま大量に廃棄されたことがあります。とくに2004年あたりは全国各地であったのですが。・・・ . . . 本文を読む

黄昏の鱗翅目の歌:小中英之の短歌

2010年04月06日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
佐太郎の短歌が「背筋のピンと張った象徴性」をもつとすれば、小中英之は「骨格のガッシリした象徴性」をもつのではないかと僕は思うのですが、どうでしょうか。 . . . 本文を読む