岩田亨の短歌工房 -短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎-

短歌、日本語、斎藤茂吉、佐藤佐太郎について考える

夏の夜の浅き眠りに見たる夢 直近の記憶近未来など

2010年06月30日 | 岩田亨の短歌自註
第一歌集「夜の林檎」の中の「実験作」の一つです。下の句に漢語を集中させたのですが。・・・ . . . 本文を読む

葛の花の歌:釈迢空の短歌

2010年06月29日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
余りに有名な、釈迢空(折口信夫)の代表歌です。後にアララギを去ることになりますが、その「写生論」は、島木赤彦、斎藤茂吉、土屋文明とはかなり異なったもののようです。 . . . 本文を読む

ことわざ私考

2010年06月26日 | 日本語をめぐって
ことわざ。昔の人の知恵のかたまりといってもいいと思いますが、ちょっと角度を変えて考えてみました。名づけて「ことわざ私考」。・・・ . . . 本文を読む

視力を失いつつある歌:北原白秋の短歌

2010年06月25日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
北原白秋と言えば、「浪漫主義」「耽美主義」などと呼ばれることがありますが、晩年の作品は「切実」でありながらなお「写実派」とは違う特徴をもつものがあります。「新幽玄体」と呼ばれるものです。 . . . 本文を読む

佐藤佐太郎38歳:自分を責める

2010年06月24日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
佐藤佐太郎の短歌の特徴のひとつは、自分自身を深く掘り下げることです。「自己洞察」といってもいいでしょう。それは時として「自責の歌」になります。・・・ . . . 本文を読む

齊藤茂吉31歳:壮年の未練を詠う

2010年06月23日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
人は誰も未練をもっていきるものです。「未練はない」という人も、未練を断ち切っているのです。斎藤茂吉にもそんな時代がありました。31歳。壮年の未練です。・・・ . . . 本文を読む

街灯に照らされ闇に浮かびおり 夜の桜の花の輪郭

2010年06月22日 | 岩田亨の短歌自註
桜は歌に詠みにくいと常々おもっています。「風」「散る」「花びら」「舞う」・・・。決まり文句があるからです。余程の工夫がないと、と思います。しかし、詠んでみたい。そんな衝動から生れた作品です。・・・ . . . 本文を読む

日韓併合を詠う:石川啄木の短歌

2010年06月18日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
1910年(明治43年)日韓併合条約が結ばれます。朝鮮の植民地化と僕は思うのですが、一方では対等な条約だ、いや軍事力を背景とした押しつけられた条約だと議論が絶えません。ここでは視点をかえて同時代の日本人がどう考えていたかを石川啄木の作品からみてみましょう。 . . . 本文を読む

佐藤佐太郎39歳:暗闇を詠む

2010年06月17日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
佐太郎作品の特徴のひとつは「時間の切り取り」です。一瞬の時間であることもあるし、時間の経過であることもあります。ここでは「一瞬の時間の切り取り」の作品の紹介です。 . . . 本文を読む

齊藤茂吉45歳:紅葉を詠う

2010年06月16日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
 前の記事で「佐太郎・紅葉を詠む」というのを書きましたが、茂吉も紅葉を詠んでいます。45歳の作ですが、「茂吉らしさ」が出ていると思います・・。 . . . 本文を読む

わが記憶たどりて歩む路地裏に八手の花が今年も開く

2010年06月15日 | 岩田亨の短歌自註
僕の記憶に強く残っているものに、「八手の花」があります。華やかでも何でもないものですが、かなり深く刻印されています。その理由は・・・。 . . . 本文を読む

婚約者に捧げる歌:前田夕暮の短歌

2010年06月12日 | 私が選んだ近現代短歌の一首
前田夕暮の代表歌です。「相聞」ですが、「写実派・写生派」とは好対照な歌です。 . . . 本文を読む

佐藤佐太郎38歳:妻と争う歌

2010年06月11日 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
1945年(昭和20年)は様々な意味で日本の時代の転換点でした。その時にどういう作品を残したかは、その作家の作風の特色を色濃くあらわすことが、ままあると僕は思います。・・・ . . . 本文を読む

齊藤茂吉38歳:造船所の音の歌

2010年06月10日 | 斎藤茂吉の短歌を読む
「つゆじも」は斎藤茂吉の第3歌集ですが、戦後になって急きょ出版されたものです。そこに何らかの事情を僕は感じます。ですが、それはともかく長崎ならではの作品を選んでみました。・・・ . . . 本文を読む

落武者の影曳くごとき男らがひしめき合えり 終バスの中

2010年06月08日 | 岩田亨の短歌自註
僕が病気療養に入る前、バスと電車を乗り継いで通勤していた頃に詠んだ歌です。僕自身の自画像かもしれませんが。・・・ . . . 本文を読む