今日は昼から荒天の竹島であった
大雨と強風で傘を差してもずぶ濡れの雨だったが
手織り教室を開く頃には小雨となり風も止んだ。
そんな教室に西尾市から通うAoyamaさんが新作品を持って来た。
風通織りの新作である。
企画が始まったのは昨年で、先日に織り上がって縮絨仕上げを終わった。
二重織りで紺と白の整経で白と紺の織幅が違うと言う難解な織物である
捻るとこんな感じで織りの造形の面白さを現実にした秀作だ。
竹島クラフトセンターには X織り という組織の新織物はあるが
aoyamaさんはそれよりも新しい織物をあみ出した。
二枚の布が4枚で構成されてそれぞれの織り幅がずれている
Aoyamaさんは手紡ぎ作家でもある、この作品も
自作の手紡ぎ糸を使用してこの作品を作った。
捻ると4枚の織物が別々の表現をして楽しい
「次は何を作ろうかしら、先生教えて下さい」
誰に頼るものではなく自分自身が考え作り出すものです。
織り幅サイズが違う二重織の組織の原理は教えたが、
後は自分でデザイン意匠図も組織図もAoyamaさん自身が作り上げました。
ここまで出来るようになれば造形創作は楽しいものになり、
創作手織り作家にもなれるでしょう。