仕組みとアプローチ － 水野信近、中川清秀、小早川秀秋の共通点 それは決戦後に程なく落命

　更に前回記事の続きになります。
　水野信近、中川清秀、小早川秀秋の共通点なんですが、それはズバリ、「歴史的決戦に於いて寝返りのキーマンだった事とそして決戦から間もなく落命している」と言う点です。
　水野信近は桶狭間の戦い、中川清秀は山崎の戦い、小早川秀秋は関ヶ原の戦いで「寝返り」の象徴とされてしまった面々です。
　ただ違うのはその落命の仕方で、水野信近は岡部元信に急襲され落命、中川清秀は賤ヶ岳の戦いで危険な配置に陣取る事になって佐久間盛政の猛攻にあって落命、小早川秀秋は関ヶ原の戦いの後にアルコール依存症と思われる体調不良で早世、となっています。
　ところで「賤ヶ岳の戦い」も歴史的戦いの一つなのですが、この時に柴田勝家から突如離反した前田利家は秀吉の配下で重要なポストを得て早世とはなりませんでした。