マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「Antibodies -アンチボディ- 死への駆け引き」

2011-09-02 12:31:17 | ドイツ映画&ドラマ

Antikörper   2005年 ドイツ作品


監督 クリスティアン・アルヴァルト

出演 ヴォータン・ヴィルケ・メーリング アンドレ・ヘンニック ウルリケ・クルンビーゲル ハインツ・ホーニヒ ノーマン・リーダス


勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)

「神が存在しなければすべてが許される」

建物の中で、通報を受けた警察官二人が、警戒しながらドアの前に立った。すると、中の男がライフルで応戦。二人は死亡するも、男は逮捕される。
その男ガブリエルは、14人もの少年を殺害した連続殺人犯。逮捕されても「俺は罪など犯していない」と言い張り、犯行を認めようとせず、黙りを決め込んだ。
一方、地方の村に勤務している警察官ミヒャエルは、いまだに解決の意図が見えない少女の惨殺事件で、村人全員にDNA勘定を受けるように薦めていた。だが、彼の妻ローザの父親が猛反対。そんな時に、ガブリエルの逮捕を知った彼は、犯人が彼ではないかと確かめにベルリンへ行く。
ガブリエルの担当刑事ザイラーは、ミヒャエルをバカにするも、ガブリエルがミヒャエルだけには話しをした事により、彼に協力を求めた。ガブリエルの言葉から証拠品を発見する、ザイラーとミヒャエル。
そして、少女の事件も解決の意図が見え始めるのだが・・・。


勝手な感想(自分の思い込み多々)

週の初めに紹介した映画「23年の沈黙」で、ヴォータン・ヴィルケ・メーリングに興味を持った、ichは、もう1本彼の出演作品を鑑賞して見ようと思ってみた作品がこれ。
いや~以外と面白いというか、最後までどうなるのかすっごくハラハラしてしまった。

一言で言えば、ドイツ版「羊たちの沈黙」とでも言うべきか。

この凶悪犯に、少女殺しの犯人を聞くというか、確かめるというかなのだが、その犯人がのらりくらりと、そのようなそのようでないような、でもそうのような思わせぶりな証言をするから、まあ、分からない。(めっちゃ、複雑)
その心理作戦が面白かったし、怖かったのだ。
そこへ、警察の裏事情が関わって、何がなにやら、誰がどれやら、すげ~頭を使った事件解決だった。

ミヒャエルがどうするのか?
っていうのがもう、ドキドキもので。

それに、凶悪犯になる要素なんてのが出て来て、それが身近なある人物に当てはまっていくから、え?嘘だろマジか?みたいに、主人公とともに、頭が混乱してくるのだ。

なんたって素晴しかった、ガブリエル役のヘンリック!
演技が上手い!とは前から分かっていたが、こういう役させたら、天下一品!上手すぎ。

そうなると、あの「GSG-9」の役柄が以外だったと分り、見たくなって来てしまった。

それと、
今回の注目株のヴォータン・ヴィルケ・メーリングも素晴しかった。
苦悩するミヒャエルの表情はちょっと辛かったけども、意外と彼の考えが読めるようで読めないようで、すっごく引きつけられてしまった。

笑顔が見れた「ソウル・キッチン」がこれまた意外な役柄だった?なんて思えたし。

すげ~びっくりしたのが、オープニングの警察官の一人が、ノーマンだったこと!
処刑人」「ブレイド2」で売れたと思っていたから、こんな端役のそれもセリフなしの役でそれもドイツ作品に出演してるなんて!と目を疑ったのは言うまでもない。


でも、意外な再会で嬉しかったけどね。


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