知多郡武豊町(国道247号から西側の路地へ入る)に古くからの味噌蔵が立ち並ぶエリアで「みそ蔵の小径」&「蔵のまちコース」として人気がある。「みそとたまりの香り」を楽しみながら蔵巡りは黒板塀の続く趣きある町並みが続いている。良質な水と温暖な気候に恵まれかつてはこの付近には最盛期には50軒もの醸造元があったと言われているが、今は7社の製造・加工会社だけとなり、そのうち5軒が伝統的な製法で味噌・たまりを造り続けている。希少価値の建造物、文化財として保存に力を入れているようだ。周辺はコールタールが塗られた黒塀がうねうねと続く細い路地に沿って並び、伝統的な蔵元の町としての風格を醸し出している。 知多半島の人は「醤油」ではなく「たまり」と言うとのこと。知多半島は「みそ」と「たまり」の文化圏だがこうして歩いてみなければ気付くことができない。じわっと味噌やたまりの香りが漂う風情ある町並みであった。(1502)
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