『無財の七施(しちせ)』という言葉がございます。
私達の日常生活において、
例え、お金がなくても物がなくても、
自分のまわりの人々に喜びを与える事が出来るという仏教の教えです。
その『無財の七施』の内容は、以下となります。
・和顔施(わげんせ)・・・にこやかな顔で接する。
↑ ここでピンときたのは、当院のスタッフN・Mさんです。
他のスタッフ達も”和顔施”ですが、
とりわけ彼女の笑顔は、心から穏やかで和やかな笑顔です。
これは入職した時から、全く変わりませんね、すごい事だと思います。
私は、腹が立ったりがっかりしたりする時があっても、
あのニコニコ笑顔で救われてきたように思います。
・眼施(げんせ)・・・いつも優しい目で人と接する。
”目は口ほどにものを言う”といいますね。
優しい眼差しを持っていたいものです。
・言施(ごんせ)・・・人に優しい言葉をいつもかける。
言葉は、人と人とのコミュニケーションツールです。
相手に対してひどい言葉を浴びせかけたりせず、
相手を思いやる優しい言葉を選んで発していきたいものです。
・身施(しんせ) ・・・自分の身体を使って出来る奉仕。
困っている人を助ける、
お年寄や身体の不自由な方や幼い子供達を手伝うなど、
相手に喜んで頂く事を率先して実行していきましょう。
・心施(しんせ)・・・人に思いやりの心で接する。
自分だけが良ければ良いというのではなく、
相手の痛みや苦しみを自らのものとして感じ取って参りましょう。
・床座施(しょうざぜ)・・・人に席や場所を譲る。
”心施”同様、自分だけ良ければ良いというのではなく、
全てのものを分かち合い、譲り合う心を大切にしましょう。
・房舎施(ぼうしゃせ)・・・自分の家や場所を提供する。
平素から喜んでお迎え出来るように、家の掃除や整理整頓を心掛けましょう。
昔の流れでは、軒下など風雨をしのぶ場所を与えてあげるとか、
雨の時に傘を差し掛ける思いやりなども示しています。
有難い、お蔭様、という言葉を大切にして、
毎日毎日を大切にしていきたいものですね。
ーby事務長ー
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