12月の看護部・検査部便り
皆様こんにちは。
クリスマスのイルミネーションが光輝く季節になりました。
写真は、渋谷で撮ったものです。
とても大きくて美しいクリスマスツリーでした。
街が美しく彩られるなか、
インフルエンザや風邪なども流行する時期ですので、
体調管理にはお気をつけ下さいね。
今回は、
採卵前の絶飲食についてご説明致します。
採卵は、前日の夜から絶飲食して行います。
その理由は二つあります。
①麻酔をかけるため
静脈麻酔をすると意識が低下もしくは無くなります。
そうすると、
嘔吐した場合に嘔吐物を誤嚥してしまったり、
詰まられせて窒息してしまう恐れがあります。
命に関わる非常に危険な状態です。
②腸の動きを緩めるため
飲食後は腸が活発に動きます。
卵巣は腸に密接しているため、
腸がグルグルと動いていると採卵しづらくなってしまいます。
子宮は筋層を穿刺することが可能ですが、
腸は穿刺できませんので、
卵巣を腸が覆っていた場合は、採卵が出来なくなります。
局所麻酔で採卵を行う予定の方から、
「局所麻酔なら意識があるから、絶飲食しなくても大丈夫なのでは?」
というご質問を頂くことがございます。
しかし、
採卵の状況によっては、
途中で静脈麻酔を追加することもございますし、
②の理由からも、
局所麻酔・静脈麻酔いづれにおいても絶飲食が必要です。
万が一、
飲食をしてしまった場合には、
採卵を中止することになってしまいますので、
お気をつけ下さい。
何かご不明な点などございましたら、
スタッフにお声掛け下さいね。
今年も残すところ、あとわずかです。
一日一日を大切に有意義にお過ごし下さいませ。
とくおかLC看護部・検査部スタッフより
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