スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

something good, something bad

2013-08-31 00:55:31 | 日記
海外に渡航した直後にスウェーデン人の上司に言われた事。もうあれから何年過ぎたのだろう。
海外生活指南
上司自身の若き日のアメリカ留学の経験を踏まえて語って下さったものであるが、思い返すと非常に深い、含蓄のある言葉であった。今でも一言一句そのまま思い出せる。原文を下にもう一回掲載しておきたい。

When I went to US, I saw a lot of things----something was good, something was bad. But after I experienced it, I became a better person. So it's same for you. In Sweden you will see something good, something bad. But after that, you will become a better person. You MUST believe it.

この言葉、これから海外に行かれる方すべてに捧げたい。You MUST believe itである。
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世界の医療制度トップ10

2013-08-30 23:38:51 | 時事問題
何かと大変な思いをするスウェーデンの医療であるが、こんな調査結果が出た。The localより。
http://www.thelocal.se/49952/20130829/
全世界で「もっとも効果的に医療ケアを行っている国」の第10位にスウェーデンがランクインしたというもの。WHOや世界銀行が関わった統計で、どうやら一人当たり必要とした費用と平均寿命から換算してランク付けをしたものらしい。1位から順に並べると、1位)香港、2位)シンガポール、3位)日本、4位)イスラエル、5位)スペイン、6位)イタリア、7位)韓国、8位)オーストラリア、9位)スイス、10位)スウェーデン――の順であるらしい。成る程、自分は世界3位の国から10位の国に来たから時折不満を感じてしまうのか。。。とちょっと納得してしまった次第。
医療機関
医療機関その2
1177
救急車スタッフシフト終了優先事件
しかし冗談を別としても、興味深い統計である。南欧諸国が多くランクインしているのが意外と言えば意外である。医療制度としては良いところがあるのかも。
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鉄剤

2013-08-29 23:48:45 | スウェーデン生活情報
貧血の薬の話。故あって貧血用の薬を買う事になった。簡単に言えば鉄を補充する薬である。スウェーデンの薬局では写真のNiferexという名前のものを売っている。処方箋は必要なく、薬局に行けば簡単に買う事が出来た。結構大きい粒の薬である。何かのお役に立てばどうぞ。

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疲れた時

2013-08-29 00:03:14 | 日記
疲れた時の鉄則。とりあえず出来るだけ食べて良く寝る事。これは日本もスウェーデンも変わりない。日本では体力勝負の職場などでしばしば「食が細い人ではダメだ」などと言われたりするが、これは別に体力面だけに限らない。精神的な疲れにも食と睡眠は必要なのである。
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トイレのこと

2013-08-27 21:56:28 | スウェーデン生活情報
今更と言えば今更の事。スウェーデンではスーパーマーケットや駅といえどもトイレは有料である。大体において5クローネ(75円ほど)を払わないと用を足す事ができない。なので外出の折には5クローネ硬貨が財布の中にあるか、ちゃんと確認してからでないと困った事になる。カード払いに慣れ切ってくると、現金は100クローネ札が1枚だけ、小銭も1クローネ硬貨が1-2枚しか財布の中に持っていない、と言う状態は意外とある事であるから。。。
しかし、外でどうしても我慢できない、でもお金がない!!という非常事態に陥ったら、とりあえずトイレに足を運んで頂けると良いかと思う。と言うのはこのトイレ、写真の通り「小銭を入れるとドアのロックが外れて入れるようになる」という方式のものが殆どだからである。外で我慢して待っていると、中から用を終えた人が出てきた時、こっそりドアを開けたまま外で待っている人を招き入れてくれたりする時もあったりするのである。良い事かどうかは知らないが、これで助かった経験は複数回ある。
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アドバイス

2013-08-26 22:50:24 | 日記
何やら偉い人が講演に来た。がスライドをつけようとしたらパソコンが全く動かない。ああでもない、こうでもないといじくり回した揚句、最後はパソコンを取り換えてやっとスライドが始まった。偉い人、講演を始めるとゆっくりとした口調で「それでは講演の前に、皆様に重要なアドバイスをしたい」。曰く「Never update your computer!」。
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世界陸上マニキュア事件

2013-08-25 14:02:29 | 時事問題
少し前になってしまうが、ロシアの女子陸上選手、エレーナ・イシンバエワ(Yelena Isinbayeva)選手が「ロシアの同性愛宣伝禁止法を支持する発言をした」として物議を醸した事件を御存じであろうか?日本のネットニュースを見ると、いきなり何の関連もなく彼女が「同性愛排除を支持する発言をした」という部分だけが取り出されて報道されている様で、「何だ?」と思われた方も多いかも知れない。
このイシンバエワ選手の発言は何の脈絡もなく出てきた話ではない。これはスウェーデンの陸上選手の行動に端を発した言動なのである。陸上選手の名前はエマ・グリアン(Emma Anna-Maria Green Tregaro)。走り高跳びの選手である。何をしたのか?と言うとThe localより。
http://www.thelocal.se/49682/20130816/
Wikipedia「エマ・グリアン」
ひとまず話の前に前提を。ロシアは最近になって「同性愛宣伝禁止法」なる法律を施行する事を決めたのである。この法律は同性愛と異性愛の関係が「社会的に同等」であるという情報を、未成年者に広めると罰金刑というもの。更に外国人にもこの法律は適用され、罰金の対象になるだけでなく、最大で15日間の身柄拘束、更には国外退去にもなりうるというものだそうである。これに内外から批判が集まる。特に欧州は人権の平等という事には敏感であり、スウェーデン国内でも抗議行動が繰り広げられた。で、先のモスクワでの世界陸上でスウェーデンの選手が取ったのがThe localの記事の行動である。爪のマニキュアを虹色に縫って競技を行ったのである(虹色はゲイ支持の意思表示)。かくてイシンバエワ選手(ロシアの選手である)がこの政治的活動に対して抗議し、その脈絡で上記の発言につながってしまったという次第。
しかしながらロンドン五輪の韓国選手の竹島プラカードの事件を出すまでもなく、スポーツの場で政治的主張は御法度である。後にグリアン選手はこのマニキュアを全て赤に塗り直し、またスウェーデンのオリンピック委員会も以下の通りの声明を出した。
http://www.thelocal.se/49744/20130820/
同様の行動は次回のソチ五輪では認められない、という訳である。これは当然であろう。選手が全員政治的主張をし始めたらスポーツ大会など成立しなくなってしまう。世界には政治的主張など文字通り星の数ほどあるのだから。。。
もっとも、この同性愛宣伝禁止法に選手が反発する事自体は理解できる。日本ではそれほど知られていないかも知れないが、海外でトップスポーツ選手が同性愛を公表する事はそれほど珍しくない事なのだ。アメリカの男子フィギュアスケートのトップ選手、ジョニー・ウィアー(John Garvin "Johnny" Weir-Voronov)選手、スウェーデンでも女子サッカーのリサ・ダールクビスト(Lisa Dahlkvist)選手などがいる。あとは女子サッカーの監督、ピア・スンダーゲ(Pia Sundhage)氏など。ソチ五輪ではロシアはこの法律を選手に適応しない、としているが反発は必至であろう。どうなる事か。
Wikipedia「ジョニー・ウィアー」
Wikipedia「Lisa Dahlkvist」
スンダーゲ監督
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ニューシネマパラダイス

2013-08-23 00:19:22 | 書評・映画評など
映画「ニューシネマパラダイス」(ジュゼッペ・トルナトーレ監督)を見た。古典的名作である。映画への愛情が全編から切々と伝わってくる。アルフレードがトトに「仮に帰ってきてももうお前を家には上げない、お前の噂が聞きたい」と厳しい言葉で送りだす場面が心に残る。こういう言動が真の愛情なのであろう。お勧め出来る映画である。
Wikipedia「ニュー・シネマ・パラダイス」
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ネズミの歯が。。。

2013-08-22 00:36:22 | 時事問題
昨年の馬肉事件といい、着色豚肉事件といいベビーフードからラットの赤ちゃんが出てきた事件といいどうにも食について安心できないスウェーデンなのだが、これはその中でもちょっと酷過ぎるニュース。The localより。
着色豚肉事件
http://www.thelocal.se/49664/20130815/
スウェーデンの大手スーパーマーケット、ICAで買ったムスリ(Müsli、オートミールの様なもの)の中から、何とネズミの歯らしいものが出てきた。。。。まではまだ良い(良くないが)。問題はその後のアフターサービスである。
Wikipedia「ミューズリー」
買った女性は激怒してFacabook上でICAに抗議したのである。そして補償を求めたところ、何とICAの返答は「弁償として20クローネ(約300円)を差し上げます」だったのである。当然女性は更に激怒。しかもこれがFacebook上であったため、この対応が皆に筒抜けになってしまったのだ。この状況下でこういう対応をするICAもどうかと思うのだが。。。。まあ、ICAも「ついつい」こういう対応をしてしまったのだと思うが、小事は大事である。こういうクレーム対応などでかいま見せる態度と言うのは結構企業のポリシーを示しているんじゃなかろうか、というのが正直な感想。となると困るんだが。
ちなみにもっと寒気がするのはスウェーデンで発生している他の事件。The localの記事の下から5段落目をよくよく読んで頂きたい。スーパーマーケットのサラダの中に死亡したネズミが入っていたり、あるいは死んだ蛙が入っていたり。。。と。卒倒しそうなニュースが並ぶ。くわばらくわばら。
コメント (2)
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銀行のこと

2013-08-20 21:22:53 | スウェーデン生活情報
さて、昨日銀行の話が出たついでに。スウェーデンの銀行のことについて簡単に書いておきたい。ただし、あくまで「これからスウェーデンに渡航する人」向けの話なので、既に生活されている方は「何だ、そんなこと」と思われるかも知れないので読み飛ばしあれ。
こちらの銀行としてはエストニア旅行の時にも紹介したスウェドバンク(Swedebank)
エストニア旅行その4
Wikipedia「Swedbank」
や、上写真のノルディア(Nordea)
Wikipedia「ノルデア銀行」
などが代表的である。渡航された方は何はともあれ銀行口座を開設しなくてはならない。というのはスウェーデン、役所での支払い、家賃、電気代などのほとんどをインターネットバンキングでの支払いでしなくてはならないのだ。銀行と契約すると大体「電卓の様な形のもの」を渡される。こちら、御存じの方もいるかも知れないが「セキュリティートークン(Securitytoken)」という。
Wikipedia「セキュリティトークン」
銀行ホームページの「Log in」のところをクリックして頂ければインターネットバンキングのページにつながる。実際に見て頂ければお分かりと思うが、インターネットバンキングのページにアクセスするためにはまず1)国民番号、そして2)暗証番号を打ち込まなくてはならない(なので、政府からは簡単にお金の動きが追跡できる)。この暗証番号をはじき出すのがこのセキュリティトークン。ウィキペディアを見ると様々な方式があるようだが、大体の場合は最初に契約時に設定した暗証番号を打ち込むとこの機械が数列を返し(この機械が返す番号は毎回異なる)その数列をページの暗証番号の欄に打ち込む、という方式を取ると思う。あとはログインできたページからお金をやり取りしていくのである。この銀行振り込みのやり方に慣れるのはスウェーデンの生活に慣れる第一歩である。初めて渡航される方は職場の知り合いなどの助けを借りてやり方を学ばれるのが良いと思う。慣れていないうちは中々抵抗があるかも知れないが、是非頑張って頂きたい。
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