ようやく辿りついたのが最後の観光場所、ボック(Bock)である。9世紀から建造され始めた要塞で、岩盤の中をくりぬいて要塞にしてあるのだ。ここからの長めは素晴らしい。雨さえなければもっと素晴らしかったのだが。。次のその14でここから撮った写真、要塞内部の写真を並べてみる。
ベルギーは同僚によれば急に雨が降り出す事が多く、職場の同僚からも注意されていた。「雨さえ降らなければいい場所だが。。。」と言われていたのだ。ベルギーは降らずに済んだが、残念ながらここルクセンブルクで雨に祟られた。ミニトラムの後に昼食を食べたのだが、その間に雨が降り出した。すっかりずぶ濡れである。参った。最後の観光場所である町の東部の要塞跡、ボック(Bock)に向かう。
さて、少し城壁の下も回って見ることにした。下から見上げる城壁や、城壁の下の町(グルンドGround)というらしい)も中々良いと聞いたからだ。しかし40mの高低差を歩いて動きまわる元気はない。写真のミニトラムを使って見ることにした。所要1時間くらいで一周してくれる。
先の周回して撮った写真のなかで、最も右の写真に写っている橋の名はアドルフ橋(Pont Adolphe)という。長さは84mあるとの由。皆大体ここをバックにして記念撮影をする事が多い。この橋の高さは40m以上あるそうで、これはとりもなおさずこの渓谷の深さ=城壁の高さが40m以上あるという事を意味する。道理で覗き込むとクラクラする訳だ。
憲法広場から180度ほど一周した風景を並べてみた。相変わらずズレズレであるが。。城壁の下は公園になっているが、覗き込むと城壁に結構高さがあることを実感する。
何はともあれルクセンブルクに来たらこの憲法広場(Pl. de la Constitution)にはとりあえず来て頂きたい。景色抜群の展望台である。中央に立つのは第一次世界大戦で戦没した人を慰霊するための塔。ルクセンブルク旧市街は山の上にあり、城壁に囲まれた要塞都市であるが、ここに来ると特に景色が抜群なのである。記念撮影をする人で何時もごった返している。また市街の解説つき観光バス(日本語解説もあるらしい)、城壁の下をひとめぐりするミニトラムなどもここを起点にしている。