未だに雪が降っていない。昨年は間違いなく10月半ばには雪が降っていた。昨年よりも比較的暖かめの気温で推移しているのは間違いなさそうだ。同僚の中年のスウェーデン人に聞くと、かつてスウェーデンでも1月まで雪が一回も降らなかった年、というのが本当にあったそうだ。いずれにせよ、寒くないのは大歓迎である。
老干媽(Laoganma)のラー油であるが、中国人の同僚に聞いてみた。どうやら中国ではかなり有名なメーカーらしい。その同僚に言わせると「老干媽」は意訳すれば「おばあちゃんの味」くらいの意味になるそうである。ラベルの中央の人物の絵は当然ながら女性。このレシピを考えた女性で、こういう絵を見せられると中国人は「美味しそう」というイメージを持つそうなのである。自分が「僕はあの落花生が入ったのが一番好き」と言うと、「Yes, I know, I know!」とすぐに通じた。
アメリカ人の同僚と話した。やはりアメリカ人の強みは何と言っても英語が母語である事である。が、そのアメリカの内部も、独特の英語をしゃべる人々がいるとの事。代表的なのは黒人がしゃべるエボニックス(Ebonics)という英語だそうである。その同僚はある時、国際映画祭を見に出かけた事があったそうだが、登場人物が全員エボニックスをしゃべっているシーンから始まる映画があり、一瞬、これは英語以外の言語の映画か?と勘違いしてしまったそうである。人の数だけお国言葉があるというところなのであろうか。
フィカにて、市販のケーキを買ってきた人がいた。皆食べてはいたが、また例によってかなり強烈な甘さ、重さである。表面はチョコレートだったのであるが、そのチョコレートも厚さ5㎝はあろうかというものである。中も中々こってりした味付け。前回誰かが持ってきた市販のケーキも凄かったが。。。
ケーキ
その日の午後6時頃。イタリア人の同僚が弁当箱を持ってランチルームにやって来た。これから昼食だという。何でこんな時間に?と聞くと、フィカの後何も胃の中に入らなくなってしまい、今ようやく昼食を食べる事が可能になったのだとの由。お疲れ様。
ケーキ
その日の午後6時頃。イタリア人の同僚が弁当箱を持ってランチルームにやって来た。これから昼食だという。何でこんな時間に?と聞くと、フィカの後何も胃の中に入らなくなってしまい、今ようやく昼食を食べる事が可能になったのだとの由。お疲れ様。
ナズナといえば春の七草である。まさかまさかであるが、この秋口、気温5℃かそこらのこのスウェーデンでナズナを見かけたのである。写真を何回みてもこれはナズナであろう。調べると、日本にあるものも元来は日本原産という訳ではなく、遥か大昔に日本に渡来した作物らしい。「ぺんぺん草も生えない」という言葉にもあるように、かなりの荒地でも育つ草らしい。これならスウェーデンでも育つ訳だ。しかし何で10月に生えて、しかも小さな花までつけている理由が分からない。突然変異か何かなのだろうか?
「ぺんぺん草」の由来となった遊びをしてみた。茎を折り取り、一枚一枚少し葉の部分を引っ張り、クルクル回して見る。写真下左と中央である。「ペンペン」という音がした。
「ぺんぺん草」の由来となった遊びをしてみた。茎を折り取り、一枚一枚少し葉の部分を引っ張り、クルクル回して見る。写真下左と中央である。「ペンペン」という音がした。
先日、作家の北杜夫さんが亡くなった。84歳だという。あまり熱心な読者ではなく、「どくとるマンボウシリーズ」くらいしか読んだ事は無かったのだが、それでも洒脱な文章は気に入っていた。躁鬱病で株に手を出して破産を経験したり、少年時代に昆虫採集に没頭していたのに、東京大空襲でコレクションを失ってしまったりと言ったエピソードは亡くなった後に知った。自分自身を笑いの種に出来る、真のユーモア精神の持ち主であったのだと思う。御冥福をお祈りする。