まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

くらくら倉敷紀行【07】てくてく美観地区4(くらしき桃子様)

2019年05月20日 18時54分20秒 | おすすめ


倉敷でスイーツパフェと言えば「くらしき桃子」が定番と言えるだろうということでやってきた。



本店と中央店の他に最近になって総本店というのが出来たらしく、新参者には少しややこしい。店ごとで扱っているパフェも違うらしい。。。



やってきたのは中央店。ガレのカラフルな器たちが美しい。倉敷は大原美術館の影響もあってか和洋折衷的な雰囲気のある街とい印象が強い。だから店内に西洋ガラス器があっても不思議ではないような気がする。



注文したのは「いちごパフェ」
フルーツの旬に合わせてのメニュー展開のため、通年販売しているのは中央店限定のももこパフェぐらいしかないのだ。
いちごたっぷり&クリーム少なめで大変美味しゅうございました。

つづく
くらくら倉敷紀行2019(まとめ)

くらくら倉敷紀行【06】てくてく美観地区3(くらしき桃子迄)

2019年05月20日 18時37分51秒 | ぶつぶつ


倉敷アイビースクエア近くにあった「まぼろしの酒」の看板。文字通り「まぼろしの酒」やったみたい。ガイドブックにも載ってないみたいだし。。。



ここだけを切り取ると京都みたいにも見えてくる。



骨董品屋さんでは糸巻きやら足袋の木型などが売られている。



川辺のベンチに腰を下ろしてみたらし団子とか食べたい。。。



きびだんごが月見団子っぽく飾られているがディスプレイとしては正解なのかい?



美観地区の南端にあるのは「安政三年創業」という、



廣榮堂本店である。何年か前に建替えをしたらしく綺麗な建物になっているが、内装の梁には従前の建物に使われていた梁を活用しているらしい。



南端部から美観地区側を見ると美観的な街並みが広がっているが、180度回転し南側を見やると、



何の変哲もない街並みが広がっている。。。このギャップが物凄い。



てなわけで、端の向こうは見なかったことにして美観地区の景色に身を委ねることにする。





乗船客に一様に笠を被せることで情緒的景色を保たせているところが良いなと思った。ちなみに、画面の左端にチロっと見える赤い車だが、



少し引いて見てみると美観地区南端から少し入ったところで立ち往生している。ほどなくしてUターンして美観地区を出ていくのだが、



「この先60m先より歩行者等専用道路」という標識が地味に掲げられている。地味過ぎて観光でやってきた車両はけっこう入ってきてしまうようで、



60m先に入ったところに立てかけてあるこの看板を見て、誤りに気付き帰って行かれるのである。いやはや、交差点のところで一般車両進入禁止とし60m区間内のみ「関係者を除く」とするとか、交差点の所に一般車が入れないように見やすい看板置いとくとかした方がええんでないのかねと思ってしまう。



60m区間内のいろいろと複雑なしがらみとかがあるのだろうけどね。



再び火の見櫓のここに戻ってきたのが、おやつどきの少し前。。。



そろそろ行きやすか!

つづく
くらくら倉敷紀行2019(まとめ)

くらくら倉敷紀行【05】てくてく美観地区2(倉敷アイビースクエア迄)

2019年05月20日 18時01分07秒 | ぶつぶつ


建物と建物の間に蓋をして、うなぎの寝床みたく細長い建物を作ってみた感じ。これは美観地区としてどうなんだろうとも思うが、上手くごまかしているのでアリなのかなとも思う。



旅館くらしきでお腹を満たした我々は、次の目的なる「くらしき桃子にてフルーツパフェを食する」というプロジェクトを実行させるべく、ハラゴナシを兼ねてテクテク歩き遂行することにした。



ここで小舟に乗ってしまっては次なる目的を達成できないことは目に見えておるので、



これらのことは見なかったことにするかわりに、たくさん写真に収めることにした。



倉敷アイビースクエアを目指して歩いていたわけではなく、



行動のコンセプトとしては「疲れてしまわないように、それでいて美観地区内をまんべんなく廻ろうと、そしてあわよくばアイビースクエアも行っちゃったりなんかしちゃったりして」と言った心持で歩いていたのだが、



『あれ?もうここが倉敷アイビースクエアっすか??』というくらいに近い場所に出現した。正直に言おう。当初「るるぶ」の鳥瞰地図で歩行コースをイメトレしていた時、妄想の中の倉敷美観地区のスケールはイタリアのフォロロマーノみたいな存在感を持って我々の脳内に広がっていた。



町の奉行所みたいに使われていたのが昔のことで、





それが倉敷紡績の工場となり、



それらの遺構の保存を兼ねつつ現在は観光資源として活用されている。



中庭の蓮池。右側の列の手前から5つ目の蓮は何故か知らないが鯉たちの恋焦がれる場所となっている。



天空の城ラピュタのパズーの飛び込む扉(・・・うそ)



「紡績工場の跡地だったと思うと、ものすごく感慨深い!」・・・と隣で妻が言っていた。



アイビースクエア側から美観地区の街並みを望んでみた。

つづく
くらくら倉敷紀行2019(まとめ)

くらくら倉敷紀行【04】てくてく美観地区1(旅館くらしき迄)

2019年05月20日 17時38分18秒 | ぶつぶつ


アングル的には何の変哲もないスクランブル交差点であるが、



交差点名は泣く子も黙る(いや、黙らない)美観地区入口である。ここが入口である。決して出口ではない。しかも日中は車両の進入は出来ないから美観地区歩行者等専用入口である。車両の通行については午前7時から翌朝4時まで通り抜け出来ないと書かれている。つまり午前中の4時から7時までの間しか入っちゃいかんということになる。そんな用事で入る車両は新聞配達くらいしか思い浮かばない。



元町通り沿いに見ると何の変哲もないが、通りに対して直行方向に視点を変えると現代の街並みと、



まるで映画のセットのような古風な街並みが向かい合っていることがわかる。



入口御脇には、最近レンタルで読み始めたコミック「へうげもの」の中で出てきそうな陶器。岡山・倉敷と言えば備前焼である。



前日までは曇天ばかりが続いていたが、この日の空は綺麗に化けた。



美観地区に入るも、大原美術館の前を軽く通り過ぎ、



風流な柳の小道も通り抜け、



なまこ壁の建物や火の見櫓にも見向きもせず、我々はひたすら歩き続けた。とある目的のために。。。



「旅館くらしき」の限定50食ランチを食べるが為に。。。



ババーン!!
11時半前後に入ったのが良かったのかお庭側の蚊取り線香の香りが漂う庭園側の座席に座ることができ、また彩り豊かな数々の食材を愛でながら食することが出来た。大変美味しゅうございました。



こちらは隣接する旅館の入口。もとい、お食事処を併設する旅館の入口。



その入口の脇には待合所と、



4畳半程の座敷があった。
ちょうど今、大河ドラマの龍馬伝をレンタルで見ているところなので、寺田屋旅館とかとイメージが被る。いずれにしても江戸情緒が残っているというか、美観地区は貴重な歴史的財産だと思う瞬間であった。

つづく
くらくら倉敷紀行2019(まとめ)

くらくら倉敷紀行【03】美観地区へGO!

2019年05月20日 10時27分07秒 | ぶつぶつ


倉敷駅南口の2階正面の入口はペデストリアンデッキに接続し、



西はアパホテル等が入居する複合商業施設に、



東は別の複合商業施設に接続している。



ペデストリアンデッキとほぼ同じ経路を形成するような配置で地下道もある。ちなみにこちらは地下街ではなく地下道である。詳しくはコチラへ。
倉敷美観地区へのアクセス (←文末の「ちなみに、美観地区は屋根はありません」がツボ)



駅南にある国道429号線には横断歩道が無く、駅から美観地区まで徒歩で移動するとなると地下道かペデストリアンデッキからのアクセスしかないのが少し不便。エレベーターとか無さそうだし。。。
ちなみにウィキによると国道429号線は岡山県倉敷市から京都府福知山市に至る一般国道であるとのこと。グーグルで「国道429」と入力すると予測変換で「酷道」と出てくる。。。



ペデストリアンデッキの終端にある標識。



交差点の南側にある標識。どうしても商店街コースも示したいらしい。



せっかくの晴天なので商店街コースではなく元町通りコースを行くことに。まず目に飛び込んできたのは市営パーキングと



その隣の広島銀行の支店。



どちらも時代を感じさせるテイストがある。



交番に至っても、一見無機質な作りをしていながら1階の窓には木製風の飾り格子が設けられている。



美観地区に近付くにつれて目に入るようになってきたのは、やはり「なまこ壁」をモチーフにした装飾である。



これも、なまこ風か?



倉敷駅から倉敷市役所方面に至る倉敷市のメインストリートであるはずなのに、昔からの建物を大切に使っている感はあるなと思う。およそ時代年代は異なるが潜在的には「美観地区」の雰囲気に影響されているのかもしれない。



ほどなくすると美観地区らしきエリアが近づいてきた。



うん!なんかドキドキしてきた。



次の交差点が入口っぽいっす。

つづく
くらくら倉敷紀行2019(まとめ)

くらくら倉敷紀行【02】倉敷駅に到着!

2019年05月19日 23時19分59秒 | ぶつぶつ


ちょうどこの時間は毎週水曜日の山陽本線の運休の時間なので、伯備線の電車に乗っていたこともあって、倉敷駅の手前で山陽本線をオーバーパスして倉敷駅ホームに入線した。



ホームの足元の意匠が美観地区を意識したものになっている。



倉敷駅は出雲市行き特急の「やくも」の停車駅にもなっている。



橋上駅舎は綺麗な内装になっていて、



もう少し田舎くさい駅だと思っていただけに少し意外だった。



いちばん南側のホームの壁や、



ホーム上の自販機コーナーや、



トイレの壁までもが、なまこ壁風のデザインになっていた。



改札前の南北自由通路共にデザインが統一されていて今どきのJRの駅らしくなっていた。



隣接する水島臨海鉄道の倉敷駅が、かえって何ともみすぼらしく見え、



運転本数も少なく、



非電化の単線営業とあって、しばらく待ってみたけど結局見ることは出来なかった。

つづく
くらくら倉敷紀行2019(まとめ)

くらくら倉敷紀行【01】いざ、倉敷へ!

2019年05月19日 22時45分21秒 | ぶつぶつ


遠出の出発は上り方面ホームというのが日常なので、下り方面ホームに日の高いうちに立つとかなりの違和感がある。



上り方面ホームの新しい転落防止柵は既に完成しているのだが、下り方面ホームの柵は絶賛工事中である。次にこのホームに降り立つときには完成しているかもしれない。



西明石駅を通過してから、ほどなくして在来線と再接近するのが魚住駅付近。いつもは快速の新快速の車窓から光の速さで走り去る新幹線を仰ぎ見るのだが、今日はそんな在来線を見下ろす・・・暇もなくあっという間に、



姫路駅も通過。駅の東側は現在コンベンションセンターの工事が始まったところ。完成は2021年頃の予定とな。



岡山駅到着の予告アナウンスが流れ始めたころ、遠くの山の中腹には「岡山理大」の文字を飾った白い箱が並んでいたので一枚。帰宅後にその一枚を見てみたところその隣には「加計学園」という一時世間を賑わせた名前があるのを見つけた。



岡山駅の新幹線ホームから岡山電気軌道を望む。岡山の路面電車も広島と同じく、市が運営する市電ではなく民間の鉄道会社である。この線形であれば手前の停留所が1面2線の乗り場専用で、奥の停留所が1面1線の降り場専用なのだろう。後ろの白い電車には何故か耳のようなものが付いていて可愛らしい。



新幹線降りてから知ったのだが、後続の列車は軒並み15~20分程度遅れているらしい。



ちなみに岡山地区(?)の在来線である、山陽本線は毎週水曜日は保守点検のため一部の列車を運休させているらしい。もちろん、電光表示だけでなく駅アナウンスや車内アナウンスも盛んに行われている。ちょっと不便かも。



在来線に乗り換えて倉敷へ。岡山駅の西側は大きな機関区と貨物駅のようなものが広がっている。最近はまったく見なくなったディーゼル機関車があったりして新鮮だった。



パトカー置き場。



ナンバープレートを付けていないようにも見えるので廃車用の置場なのか?



こちらは白骨化した王蟲の化石・・・ではなく岡山ドーム。



走行(そうこう)しているうちに次の駅に到着。わりと近代的な作りをしている。



ここから3駅進むと倉敷なのだが、知らない土地の車窓風景は面白い。まずはホテル街の横を通り、



そのすぐ隣に古い民家が建ち並び、



ほどなくすると畑が広がり、



川を渡ると線路沿いに運河が並走し、



岡山もやっぱり車社会だと思わせる駐車場と、



どこまでも並走する運河を眺めているうちに倉敷駅にたどり着くのであった。

つづく
くらくら倉敷紀行2019(まとめ)

久方の宝塚!久方のタカラヅカ!!

2019年05月15日 08時44分52秒 | 都市


阪急宝塚駅を降りると2階コンコースの柱には宝塚歌劇をイメージしたデザインシートが貼り付けられている。改札を出ると床にも同様のデザインシートが敷かれている。



これら統一デザインのアイテムたちは花のみちの入口まで続いているが、これらが前回の観賞時もあったかどうかすら覚えていないほど来ていないのだなと思った。



花のみちから先の景色は、けっこう変わってしまっていて、



以前来た時には、まだ宝塚ホテルの移転新築工事は着手されていなかったように記憶しているので、躯体工事が終盤を迎え、屋根工事まで取りかかっているのを見ると月日の流れを感じずにはいられなかった。



宝塚ホテルの全貌がわかるのはこのアングル。花のみちの途中にあるデッキからホテルを望むと



こんな風に見えるので、竣工時の建物探訪が楽しみである。



ここも撮影スポットになったりするかも。



何基ものクレーンを導入して絶賛工事中のホテルは2021年くらいの完成を目指しているとか目指していないとか。



たまたまクレーンで吊り上げていたもの。



おそらく、最上階の窓上部の装飾庇だと思われる。



宝塚歌劇場の屋根も現在、大規模修繕中なので完成時には綺麗な屋根のスカイラインが出来るのだろうね。





向かいの「花のみちセルカ」もどことなくタカラヅカスタイルのデコラティブな建物なので、





ホテルが完成した暁には一体の阪急村が完成しそうである。



そうなるとセルカの低層階にある店舗群の未来も少し明るくなりそうかな。



てな訳でようやく宝塚歌劇場に到着。



歌劇場敷地内からホテル方面を望む。歌劇場の外壁も補修工事の仮囲いがあるので今一つパッとしない。。。再訪時に期待!



ちなみに今回の演目はコレ!!



劇場名物(?)のオムライスをば。(あえて)中がとろとろでは無い風に仕上げた玉子焼きは、絶妙なふわふわ感を醸し出していて、しっかりとした玉子の味で美味しかった。時間短縮のためかチキンライスに巻いていないところがまた面白い。



今年で105周年記念らしく、いたるところに「105」の文字が印字されている。



第105期 初舞台生の一覧。今日の口上を述べる子たちのところには赤い花が付いている。このなかに松岡修造の娘(なんと!小林一三のひ孫!!)がいるらしい。

<おまけ1>


チケットにQRコードが導入された。確かにこれだと取りこぼしがないし、データ取るものも楽だし、何より改札が早くなって入場がスムーズになったのが有り難い。

<おまけ2>
タカラヅカと言えば一般的にベルサイユのバラ的な古き良き時代の西欧諸国の物語をイメージするのが一般的であるが、実は現代劇も面白いと思う。今回は現代の欧米諸国を舞台とした物語。「インスタグラム」というセリフが出てきたり、コンピューター解析とかいう分野が出てきたりするのだが、これらのアイテムをいかにタカラヅカに落としこんでいるのかが面白かったりもする。特に、いちばん好きだったのがインターフォンのくだりである。これを文章に起こすのも大変な作業だし、何よりもネタバレになってしまうので割愛することにしよう。

映画「轢き逃げ」の舞台挨拶を見に行ってきた。

2019年05月12日 23時09分34秒 | 六甲・まや


映画「轢き逃げ」は水谷豊氏が監督・脚本を手掛け、またその撮影のほとんどを神戸で行ったという映画である。



そして今日、ミント神戸で行われた舞台挨拶を見に行ってきた。



当初は撮影NGということであったが、スタッフ側からの「SNSで拡散してくれるなら」ということで撮影可能な時間を区切ってのプチ撮影会が行われた。さすが時代は変わったなと思った。



今でこそ「相棒」シリーズで不動の地位を獲得している水谷豊氏であるが、個人的には「熱中時代」の北野広大、「事件記者チャボの中山一太、「気分は名探偵」の夢野圭介あたりからのファンである。そして、生水谷豊氏はどんなものかと期待していたところ、想像以上に声が素敵でカッコいいオジサマになっていた。胸キュンである。

さすがは役者といった感じで、離れしていらっしゃるのかインタビューの答えが主演男優たちの緊張しまくった受け答えと違って全然余裕な印象。しかも、ちょっとひねった語り口でファンを笑わしてくれるところもエンターテイナーだなあと思った。ちなみに、今日の舞台挨拶はミント神戸だったのだが、水谷豊氏が昔飼っていてワンちゃんの名前が「ミント」というのだと明かしてくださった。その時は、皆で拍手である。

ちなみに、舞台あいさつ後7~8人ほどの客が足早に劇場を去って行かれた。おそらく試写会や封切り当日の5月10日(金)に既に観賞し終わっていて舞台挨拶だけを見に来ていたお客さんなのだと思われる。通常料金だと1800円のところ、舞台挨拶の回は2000円するのだ。舞台挨拶だけ見て帰るというのに少し驚いた。



帰りに元町と三宮の間の商店街を歩いていると、初めて見たのに何か最近みたような不思議な感覚の店と出会う。はて?どこで見たのかと記憶を辿っていくと、さっきスクリーンで見たシーンの一部であったことに気づく。



他には、六甲アイランドやポートアイランドや異人館や中華街などなど、近いところでは石屋川や高羽の交差点、それに摩耶ケーブル(摩耶ケーブルは2回!!)などなど知っている風景がたくさん出ていて楽しかった。知らない土地がロケ地であればスクリーン内の各シーンと実際の街の繋がりがちぐはぐだったとしても、わかり得ないことなのだけれども、知った土地であれば「そこ曲がるとなんで、あっちにワープしているの?」みたいなものがあって、逆にそっちが気になったりもする。

内容は重いが、密度の濃い2時間7分であった。
オススメの一本である。

【公開日】5月10日(金)より全国公開
【劇場(神戸市内)】OSシネマズミント神戸、109シネマズHAT神戸
【出演】中山麻聖、石田法嗣、小林涼子、毎熊克哉、水谷豊、檀 ふみ、岸部一徳 他
【ロケ地】北野エリア、元町高架通商店街、南京町、UNICORN、三宮本通商店街、東遊園地、北公園、CinemaKOBE、神戸大学、小磯記念美術館、ジャンカルド、北野天満神社、アジュール舞子 ほか
【公式HP】http://www.hikinige-movie.com/

『魔眼の匣の殺人』を読んだ。

2019年05月07日 21時55分17秒 | おすすめ


およそ一年程前に「屍人荘の殺人」という書籍を読んでものすごく感動し、映画かと続編を望んだ。そして図らずもそのうちの一つである続編が三ヶ月くらい前に刊行された。ちなみに、「屍人荘の殺人」も年内中に映画化されるみたいであるから今から楽しみである。

タイトルからして京極夏彦氏の『魍魎の匣』を想起させるが、似て非なるものであることは確かである。

今作も前作と同様に、時空を超えたと言っても過言ではないほどに、未だかつてない程に奇想天外なクローズドサークルが形成されていて、作者の力量が存分に発揮されているように思う。ここで書きたい感想を書いてしまうと全てネタバレになってしまいそうなので、この場では何も書かないという選択肢を取ってみようと思う。そして読んだそばから、私は本作の映画化と更なるシリーズ化を望むのであった。

魔眼の匣の殺人