2008年★今年のマイベスト

【今年のマイベスト書籍】・・・『警官の血』

「魍魎の匣」と迷ったが、昨年のマイベストの映画の項で紹介しているので、今回はコチラにしてみた。あまりにもリアリティのある世界観に惚れて、しばらくのちに物語の舞台になっている鶯谷付近へ赴いた。確かに墓地内にある五重塔は消失しているし、その隣にはちゃんと住み込みの交番があった。親子三代にわたる悲劇の物語は本当にそこに存在していたかのような不思議な感覚に襲われたのであった。

 

【今年のマイベスト建築】・・・『阪急西宮ガーデンズ☆』　 

昨年に引き続き名古屋のスパイラルビルと迷ったけど、個人的には何かとお世話になっている建物なのでコチラを推したい。既に5回以上訪れていて何かと楽しませて貰っている。この時期にこの施設が出来たことは、私にとって実にタイミングのよいことだと思っている。 

 

【今年のマイベスト夕景】・・・『2008年12月23日の夕景』

それは、燃えるような、そして非常に情熱的な夕景だった。

 

【今年のマイベストテレビ番組】・・・『SP（エスピー）』

劇中で使われるほとんどの曲がクラシック音楽となっている。しかも、その選曲のセンスは抜群。多用されるショスタコーヴィチに聴き惚れたし、それにも増してレニングラードの第一楽章や10番シンフォニーの第二楽章を選曲するところが気に入った。中でも特にビビリまくったのが最終回の最大の見せ場で哀しく流れるグレツキの悲歌のシンフォニーだ。これには完全ノックアウトだった。映画化が待たれる。

 

【今年のマイベスト猫】・・・『山下公園で『シェ～』をしている猫』

今年は本当にたくさんの猫を撮ったように思う。元々動物の写真すらも撮る事を苦手としていただけにエライ進歩だと思っている。せっかくなので、他のネコ写真もご紹介してみる。

2008.8.13　ザ・キャットフルズ・デイ in なら

2008. 9. 8　佐久島のネコ

2008.9.13　名古屋城のネコ

 

【今年のマイベストコンサート】・・・オーケストラ・ダスビダーニャ：第15回定期演奏会

今年は、これ以外考えられないというほど良かった。来年の第16回定期演奏会もなかなかの選曲なので、是非とも聴きに行っておきたいところである。

 

【今年のマイベストＣＤ】・・・メラルティン：交響曲第４番「夏の交響曲」

かなーり前から探し続けていただけあって、ＣＤ購入後は来る日も来る日も、そして一日に何回も繰り返し聴いていた。いつの日か生演奏を聴いてみたいものである。

 

【今年のマイベスト映画】・・・『サンシャイン2057』

映画館ではなく名古屋滞在時のスターチャンネルで見た映画である。宇宙に対する虚無感と儚さが上手く描かれている。とてもやるせない作品だと思った。

 

【今年のマイベスト恐怖体験】・・・『ここが変だよ名古屋ん？』　

この記事から始まる長くて暗いトンネルの日々・・・ああいう体験は最初で最後にしたいものである。そして、この半年間の経験は、これから先の或る日に振り返って見た時には、きっと何かの転機になっていたことになっているに違いない。

 

【今年のマイベスト写真】・・・未来的廃墟型都市『サノミヤ』 

兵庫県の天滝を魔法のカメラで撮った写真や空を舞うフェニックスの写真もかなり気に入っているし、須磨のモノクローム写真も捨て難いのだけれども、僅差でコチラに軍配が上がった。 昔から撮ってみたいと願っていたある一つの世界観である。いろいろな偶然が重なり撮影することが出来た。そんな被写体との一期一会をこれからも大切にして行きたいと思った。

 

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