まっしゅ★たわごと

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【摩耶山探訪19回目】魔の第3土曜日!!

2012年11月17日 22時45分22秒 | 六甲・まや



今日は月に一度のリュックサックマーケットの日、けど昨日の時点の天気予報で

金曜:晴
土曜:雨
日曜:晴

となっていて、またどういうわけか予報がピタリと当たるという、まるでその日が定められた日であるかのように第3土曜日目がけて嵐がやってきたのである。





「そういやあ、ロープウェイが止まるほどの風雨の日に摩耶ケーブルに乗ることってなかったなぁ」と思い立ち誰も乗るはずもないケーブルに乗車してみることにしたのである。





摩耶ケーブル駅構内に落ち葉と土砂が線路側溝の排水溝を塞いでいるらしく、職員の方がせっせと土砂を線路内から掻き出す作業をされていた。後で職員の方と話をする機会を得たのだが、職員の数が少ないので皆で協力してこういう作業もされているらしい。





いざ、発車するも雨で前が見えない。。。





虹の駅から掬星台方面を望む。ちょうど摩耶山頂付近だけが厚い雲に覆われている。





摩耶観光ホテル跡の廃屋を久々に見てみると、何やら屋上に巨大な大木のようなものが転がっているのを発見。『はて?前にこんなんあったっけ?』と思って良く見てみると





それは大木ではなく煙突だった!!『あ~、折れたんだ!!』て思ったけど、帰宅後に一年前の写真を見てみると、やっぱり折れていた。今まで何回も見ていたけど全然気づいていなかったなあとちょっとガックリきた。





摩耶ビューラインは今月末で一旦運転を終了し、来月から4ヶ月かけてニューアル工事を行うことになっている。それに先駆けて虹の駅では補修の必要な個所のマーキングが始められていた。







内装もいろいろ書かれている。4カ月後の更新でどんな姿を見せてくれるのか楽しみである。







行っても無駄なロープウェイ駅に向かう。登ってきたケーブルの乗客は私一人で、ロープウェイは運休中なので当然、この一帯にいる一般人は私一人である。





行っても無駄なロープウェイ駅はこんな感じになっている。





相変わらず山頂には雲がかかっている。かかっているだけならいいが、ここに立っているともの凄い風が吹いてきて、もう本当にロープウェイなんか出せないことがわかった。今日、この山頂では中止になったリュックサックマーケットのかわりに、有志、いや勇士たちが「闇リュック」というのをやっているらしい。でもこの強風では・・・一体どうやって帰らはるのだろう。。。





10分ほど虹の駅界隈をブラブラ歩きし、ケーブルに乗って下山すべく改札を通る。摩耶ケーブルの運転間隔は20分おきで、これを逃すとあと20分さらにブラブラしないといけないのだが、「それも何だかなあ・・・」と思い。ケーブル駅に向かったのである。





発車まで2~3分しかなかったのだけど、乗車ホームに立つとホームの脇にある紅葉の美しさに目を見張った!何と美しい!!せめて乗務員さんが来るまで激写していたのだが、やってきた乗務員さんが開口一番「すみません、下のケーブルが発車できないので、次は20分あとの40分発になります。もし良かったら車内でお待ちください」と。







普通の人なら、この足止めにストレスを感じるかもしれないけど、私は内心歓喜したのである。『どうせ他に人は来ないのだから』と車内にカバンと傘を置いて、





たくさんたくさん写真を撮って遊ぶことができた。





あっという間の20分!!虹の駅出発後、乗務員さんに「(下のケーブルが出せなかったのは)排水溝の掃除のためですか?」と聞いてみたら、そうだとのことである。また「上りと下りの双方でお客さんがいないときは運行するのか?」と尋ねてみると「運行するときとしないときがある」とのこと。なんか、年間パスポートで、わざわざ大雨の日に乗りに来る酔狂な客一人に対して2台のケーブルカーを往復させるなんて、ちょっと気の毒だなあと、変な感情を持ってしまった。





高雄トンネルの下の出入口に出来た新たな落石防止の防護柵。出来たてだからむっちゃ綺麗!!





摩耶ケーブル下駅と虹の駅では、2代目摩耶ケーブル送別会と題して、





摩耶ケーブルの歴史を切り取ったタペストリーが掛けられている。





中央の黄色い車両は震災前に運転されていた「牧場号」である。ちょうどこんな感じで止まっていたんだろうね。





そして、坂バス。
下りのケーブルの車内アナウンスでは市バス18系統の発車時刻のアナウンスがあるのだけど、この期間中は坂バスの発車時刻の案内もちゃんとあるのである。





他の坂バスのバス停よりもノボリが多い気がする。





そしてやってきたのは宿敵、神戸市バス18系統。この急な坂道を、このクルマ1台分しか通れない坂道を一速で登ってくる大型バスのエンジン音は圧巻であるが、





小さなカラダで登ってくる坂バスの姿もまた、健気でカワイイなあと思う。
あと2週間もないけど頑張って欲しいところである!!


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