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おやおや摩耶駅開業【後編】~誰も請願していない駅~

2016年05月04日 00時44分16秒 | 六甲・まや


摩耶駅南口はエスカレーターの基数では北口に優るも、踏み板のグレード等は北口より安価に仕上がっている。昇降行程の距離差を考えると南側の踏み板のグレードを充実させる方が良いのにね。



エスカレーター入口の脇にエレベーター入口。



扉の前に大きな庇があるのは嬉しいね。



橋上駅舎の駅構造は基本的に最近完成している灘駅や摂津本山駅と同じようなプランニングではあるものの両駅と比べるとラチ外コンコースの通路幅が極端に狭くなっている。



駅は作ったけどエコという名の極小設備と駅長室と言いながらも日中は駅員不在の省・・・いや超コストカット駅である。



ラチ内コンコースもこじんまり。だけど窓が多いから開放感はあるかな。



いまどきのタッチパネル路線図。



清潔感のあるトイレは別に誰でもトイレが併設されていて使いやすそう。これは鉄道会社の姿勢というよりもバリアフリー法に基づく設備なのだろうけれどもね。



ささやかな展望スペース。従来の鉄道会社には、この発想は少なかったので小さい子供たちには嬉しいスペースである。西日が入るとまた気持ちよさそう!そして、いざホームへ・・・・



六甲道側は7両停車位置まで屋根があり、その先車両1両分のみの屋根なしの停車スペースがある。



東端からの振り返り。



コンコースとホームを繋ぐ階段は普通ガラスとのぞき見防止用のミラーガラスを使い分けている。



駅周辺が広々と見えるのは周囲が空き地に囲まれているだけでなく、上り線側も



下り線側も通常より1本多く線路があって、これはおそらく(従来までもそうであったように)ここで貨物列車が新快速を退避するために停車するための線路だと思われる。



だから、少しだけ灘駅や摂津本山駅よりも空間にゆとりがあるように見える。



ちなみに貨物駅の引込線の前に住んでいた人たちは、突如、玄関先に改札口が出来たのだからビックリだろうなと思った。



北側改札の西側に2つの分譲マンションがあるがこれらはいずれもJR西日本不動産開発の事業によるもので、すぐ西側の土地を残しておくのは様々な大人の事情なのだろうと思っている。



いずれ、ここにも商業施設や分譲マンションが建つだろうからホームから六甲・摩耶連山の山並みを見ることができるのは今だけであると思われる。



灘側は7両停車位置まで屋根があり、その先車両4両分のみの屋根なしの停車スペースがあるが、非常時以外は立ち入り禁止ゾーンとなっている。



立入禁止ゾーンへの柵は簡易的過ぎるし、ホームも片面しかないし、そもそもJR西日本が提唱している「ダイヤ乱れ時の折り返し機能を担保するための駅」という理由付けは後付けであることが透けて見えるような質素な駅である。



直線距離としてはJRの最寄駅とはなるが、全く使えない駅の誕生である。
おしまい。


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