何の変哲もない住宅街に突如姿を現すへんてこりんな建物。本当はもっと温かくなってから見に行こうかと思っていたのだけれども、不意に2月のいちばん寒い時に訪れてしまった。
内観はこんな感じ。サッシの枠に鉄骨階段がかかっているところが自由で良い感じ。
学生が設計の時間に自由気ままに書いたようないで立ちをしているけれども、ちゃあんと建築基準法はクリアしている(はず)である。
有料のカフェだったら良いのになあと思う、1階のここは他の階にある映画館や劇場のインフォメーションスペースになっている。
スペースの片隅に割と本物に忠実に作られて模型が鎮座している。
どのくらい忠実なのかというと、
このくらい忠実なのである。
建物の下に立ってみる。映画「天空の城ラピュタ」がリアルにあるとすれば、こんな風に見えるのかもね。それでもって、
夕方になると西日の木漏れ日の陰からキタキノスとロボットが歩いて来そうな気がする。
1階インフォメーション部分を外から見るとこんな感じ。
その昔、この建物を雑誌か書籍で見たときは、ものすごくキラキラしていたけれど、
経年劣化のおかげで、だいぶリアルラピュタっぽくなったような気もする。
吉祥寺や三鷹にも近いし、ここにラピュタという名前の建物があるのは何か関係があるのかね~。
外階段をのぼっていくと山猫軒というカフェレストランがあるのだけれども、毎日満席で予約がないと入れないらしい。いろんな意味でマニアックな建物である。
ラピュタ阿佐ヶ谷