16時27分、ビジネス旅館小松に到着しました。有名人と同宿です。お遍路靴を作ってメディアでも数多くとりあけられたシューズメーカーの社長さんです。社員をお遍路に出す研修でも有名でした。お遍路もベテランで普通の人からは聞けないような話もいっぱいしてくれました。
道後の1、5㎞先の宿を6時半に発ったので誰にも会わない日になるかもと思ったのですが太山寺の2㎞手前で追い付きました。太山寺でも3人、何れも挨拶だけでした。円明寺の手前では八丁坂で同宿だった石鎚登山のご夫婦とすれ違います、電車バスも使うのでルートは全く不明。
静かな円明寺、車の人も見えません。時間は9時前、道後に宿をとった人が来るのは早い人でも1時間は後のことになります。
写真の海の歩道が終わって海鮮北斗を過ぎたところで、甘茶のお接待をしてますので寄っていきませんか、と声をかけられました。すぐ後ろに大師堂がありました、そう言えば今日は5月7日、1ヶ月遅れの花祭りは雪蹊寺や西山興隆寺でも見たことがあります。雪蹊寺で頂いた甘茶は少しくせがあったけれどこちらは普通においしい、大師堂に手を合わせて境内を見回すと子規と漱石の句碑がある、マンホールで何度も見た『涼しさや馬も海向く粟井坂』の句碑もありました、10回もこの前を通りながら全く気づくことはなかった、甘茶以上の句碑のお接待でした。