WALKER’S 

歩く男の日日

演奏会用学歌

2007-12-24 | 演奏会
 この編曲者との関係がなくなって30年近くになる。現役はおろかOBの半分以上もこの人のことを全く知らない。そんな人のアレンジを後生大事に使い続けるのは本当におかしな事です。あるから使う、これ以上のアレンジはできそうもないから使う、安易な考えです。しかも誰もこのアレンジの意味を分かっていない。編曲者の意図したものとは全く違う音楽を作りながらそれでいい気になっているのが、我慢ならない。編曲者があの演奏を聞いたなら烈火のごとく怒って即座にホールから出ていくはずだ。その程度の音楽しかできていない、今だけではない、我々の時代からそうだった。誰もあのスコアを読めたものはいなかった。そういうスコアは使うべきではないと思う。自分たちの幼稚さ、未熟さ、愚かさが白日の下にさらされるようで、我慢ならない。その後でどんな演奏を聞かされても、納得することも感心することもできないのだ。
 ぼくにとっては本当に恐ろしい呪いをかけられたようなアレンジというしかない。