バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

愛すること

2012年08月30日 | 記事日記


 話のついでに、十円玉を置いて見ました。

三キロはあると思います。

瓜の大きさに驚きながらも、蔓の強靭さは、見る者の頭までも下げさせます。
生(な)るもの、支えるものの摂理はかくも偉大でした。

冬瓜への敬意を込めて、今夏最後の記念写真と致します(笑)


そんな夏の終わりに映画を一本見ました。
劇場ではなく、TVでした。
Jの留守に開放されて、何気なくつけたBSで「赤毛のアン」を放映中でした。

アンの話も色々あるようで、登場人物の違う、かなり脚色されたものでしたが見てしまいました。

孤児で大きくなった孤独なアンが、人生を通じて、良きパートナー、異母弟の存在、また養子とした子供達とその家族等に囲まれて、決して一人でない人生を作っていくお話でした。

独白の最後にこう言いました。

「愛されようと思ったら、まず愛する事。
人生に大事なことはそれしかない」

慌ててメモを取ろうとしましたが、セリフというものは流れ行くもので、頭で記憶するしかありませんでした。
どんな辛い境遇も、楽しいと夢想する事で切り抜けて来たアン。
アンだから出来る、人を思う行為。
逆境を受け入れ、「アンはアンでいい」という有名なセリフは、やはり心を打ちました。

翻訳はことに言葉が美しく、シンプルで、脚本は言葉を削る厳しい作業の上に、輝きを増す言語芸術です。

昇天した頭に、ふと回路がつながった瞬間でした。

その上あの大きな冬瓜が、頭上に落ちて来なくて本当に良かったと思っています(笑)


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       夏の終わりに 花弁の中の 小人が一人逃げました
         ちょっと探しに参ります
         村のどこかにいるような・・・
         どうぞ遠くに行かないように 話して聞かせて 大事にします

         またいつか梯子の隅につかまりましたら どうぞよろしくお願いします
コメント
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