話のついでに、十円玉を置いて見ました。
三キロはあると思います。
瓜の大きさに驚きながらも、蔓の強靭さは、見る者の頭までも下げさせます。
生(な)るもの、支えるものの摂理はかくも偉大でした。
冬瓜への敬意を込めて、今夏最後の記念写真と致します(笑)
そんな夏の終わりに映画を一本見ました。
劇場ではなく、TVでした。
Jの留守に開放されて、何気なくつけたBSで「赤毛のアン」を放映中でした。
アンの話も色々あるようで、登場人物の違う、かなり脚色されたものでしたが見てしまいました。
孤児で大きくなった孤独なアンが、人生を通じて、良きパートナー、異母弟の存在、また養子とした子供達とその家族等に囲まれて、決して一人でない人生を作っていくお話でした。
独白の最後にこう言いました。
「愛されようと思ったら、まず愛する事。
人生に大事なことはそれしかない」
慌ててメモを取ろうとしましたが、セリフというものは流れ行くもので、頭で記憶するしかありませんでした。
どんな辛い境遇も、楽しいと夢想する事で切り抜けて来たアン。
アンだから出来る、人を思う行為。
逆境を受け入れ、「アンはアンでいい」という有名なセリフは、やはり心を打ちました。
翻訳はことに言葉が美しく、シンプルで、脚本は言葉を削る厳しい作業の上に、輝きを増す言語芸術です。
昇天した頭に、ふと回路がつながった瞬間でした。
その上あの大きな冬瓜が、頭上に落ちて来なくて本当に良かったと思っています(笑)
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夏の終わりに 花弁の中の 小人が一人逃げました
ちょっと探しに参ります
村のどこかにいるような・・・
どうぞ遠くに行かないように 話して聞かせて 大事にします
またいつか梯子の隅につかまりましたら どうぞよろしくお願いします