特Aクラス

五次元スクールに
つい最近、新しいクラスを新設いたしました。
その名は　特Aクラス！
ありきたりといえばありきたりですが、言葉の響きからもイメージからも熱く
なってもらえそうな名前をあえて付けてみました。

さて、この特Aクラスですが、どんなものかといいますと、
ある条件をクリアした人だけに渡される称号のようなものでもあります。
この称号を持つ人たちにはクラスに来ている時もそうでない時でも変わりなく
常日頃から、人としてのあるべき姿勢を保ち続けることが課せられます。
その継続ができない場合には特Aクラスの称号は返してもらうこととしています。
特Aクラスであり続けるのは大変そうではありますが、課せられた姿勢を続けるだけで
世間で言うところの「成功」というものが五次元スクールから保証されるという
大きな特典がついてくるのですからとってもお得なクラスでもあると思います。

新設した特Aクラスに所属している生徒は現在のところ4名です。
４人のうちのひとりは、息をするのも緊張するといいながらも楽しそうです。
あとの3人はといいますと「このクラスにいるのがめっちゃ、怖い。」と声にも出して
言います。そしてその3人のうちのひとりは緊張で身体をぶるっと震わせながらも
「でもやるしかないし。」と決意のほどを呟いておりました。
残る2人のうちのひとりは重圧があまりにも苦しそうに見えましたので
「苦しかったら辞退するのもありだけど、辞める？」と聞きました。
するとその子はしばらく沈黙して「いえ、できるなら続けたいです。」と応えました。
そして最後のひとりは「クラスのあと歩くだけで足がしびれて身体は怖さで重くなり、
やっと帰宅して横になると身体が石のように固くなるのを感じました。」
と特Aクラス生として受ける凄まじいプレッシャーを語ってくれました。
ですから私はこの子にも「じゃ、辞める？」と聞きました。そうしましたら、
この子も「いえ、やらせてほしいです。」と応えました。

この子たち、本当に苦しそうな顔をしているし、震えているし、身体が重く
石のように固くなったとか、ひどい症状が出るほどのプレッシャーを受けながらも
それでも特Aクラスを辞めないと言い張っています。
特Aクラス生に共通してみられる特徴のひとつは、根性がある、またはMですよね？！

火をおつけしましょうか？

将来の夢は何？

「そんなん、なんもない。どうせ、かなうわけないし。」と９歳男子が言う。

この子だけに限らず、いまどき「将来、何をしたいの？」と聞いても大多数の子が
「別にない。」「わからん。」となんとも味気ない言葉で返してきます。

夢をなんども熱く語るのが子供の特徴だと私は思っていたのですけれどもね。　
確か、この子たちが４、５歳の頃には、あれもやりたい、これもやりたいと
毎日のようにやりたいことがコロコロ変わるくらい夢をたくさん持っていたと
思うのですが、９歳になったらこんなにもクールになってしまうのですか。
この変わりようはいったいどういうこと？

そんなことを思いながら私は小学３年生の冷めた男の子を相手に、
ケーキ屋さんになりたいとか、モデルになりたいとか、デザイナーになりたいとか、
スポーツ選手になりたいとか、学校の先生になりたいとか、何かを発明したいとか、、
何か、やってみたいことはないのかな？
そう問いかけても、「いやぁ、たいへんそうやし。」「できるわけないし。」
「やりたくないし。」と、つれない返事が返ってくるのです。

まだ１０歳にも満たない小学生たちが、まるで人生をあきらめた大人が口にするような
どうせプロにはなれない。めんどくさい。練習がしんどい。などのフレーズを、これまた
言葉に似合うしぐさまでマスターして見事に使いこなしているのを目にすると、ある意味
面白くて笑えるのですが、よく考えれば笑っている場合ではないのです。
これは深刻な問題です。

私たち大人が夢の解釈を間違って子供たちに植え付けてしまった結果として、
大人が罹る燃え尽き症候群の兆候をすでに見せる子供たちが増えてきているということでは
ないですか。まだ火がおきてもいない子供のうちから、すでに人生をあきらめたかのような
燃え尽き症状を見せるなんてあまりにも悲しいではないですか。

ここで私たち大人は間違った解釈を正して子供に伝えていくべきではないでしょうか。
夢は届かないものではなくて、努力すれば必ず叶う願い　だということを。

そういう気持ちも強くあって始めた五次元スクールです。
五次元スクールでお教えしているツバキは「やりたいことを見つけて熱くなろうよ！」と
生徒のみなさんの心に熱い炎をともす火付け役でもあるのです。

 

 

 

コトダマパワーのはずが、

30歳女子との電話セッションでのこと。

私「一般社会でも　コトダマ　って言うの、普通に使ったりしてるでしょう。」

女子「はい。私は家で使ってます。」

私　「あ、そうなんだ。家でしか使ってないの？」

女子「そんなん、この年で外で、っていうのはちょっと恥ずかしいし。」

私　「恥ずかしいどころか、その若さでちゃんと使えたらかっこいいと思うけどな。」

女子　「え？！　ちゃんとした使い方ってあるんですか？」

私　「もちろん。ちゃんと使えたら魔法が使えるようなものだと思うよ。」

女子「（超エキサイトして）えーっ、ホントですか？ちゃんと使うって
 　　　どうしたらいいんですか？　私は部屋に飾ってるだけなんですけど。」

私　「ん？？？？部屋に飾ってる？？
    　　それって、もしかして、、、もののけ姫に出てくるアレ、のことかな？」
　
女子「はい。コダマ　です。」

私「んーん、そっかぁ、コダマね。確かに言葉の音も意味も、似てるっていえば
　　似てるけど、私が言ってたのは　コトダマ　なんだよね。」

さんざん大笑いしたあとで、30歳女子は笑いすぎて悩みがふっとびました。
と言ってくれましたけれど。
この場合はコトダマのパワーではなくコダマのパワーでお悩み解決でしたね。

本当の付き合い方

好きな人と本当の付き合いがしたいと言ってきた子がありました。でも
本当の付き合い方がどういうものなのかよくわからないから教えて欲しいと
その子はやってきてくれたのでした。

その子に伝えたことは、
例えば、
あなたが好きだと思っている子が、もし誰かに対して意地悪に聞こえるかも？と
思ってしまうようなことを言ったり、意地悪に見えるような態度をとった時に、
あなたはその好きな子にちゃんと言えるかな？

「そういうの、よくないと思うんだけど、」って。

いきなり、この言葉は言えないっていうのならちょっとソフトにして
「もしかしたら、気づいていなかったかもしれないけれど、さっきのあれ、
ちょっと意地悪に聞こえたの、相手の子が悲しそうな顔をしたのが見えたから
言わせてもらったの。」ってやわらかさをプラスして伝えてもいいよね。

あなたからの言葉を聞いて、好きな子が「言ってくれてありがとう。」って
言ってくれて、そしてその子が相手の子に「ごめんなさい。」って伝えてくれたら
うれしいよね。

そうしたら、あなたは好きな人に「ちゃんと聞いてくれてありがとう。
相手の子に謝ってくれたの、とっても嬉しかったよ。」
そして
「私が、もし意地悪に聞こえるようなことを言ったり、意地悪に見える態度を
誰かにしていたら同じように私にも伝えてね。」って。

そういうやりとりが相手の人とできるのが本当の付き合いっていうんじゃないかな。

ツバキ