いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

LibreOfficeはどのぐらいJavaに依存してるのか?

2013年03月05日 22時14分44秒 | LibreOffice/AOO
Oracle、非常に深刻なゼロデイ脆弱性を修正した「Java 7 update 17」を公開

最近JavaVMのセキュリティホール祭りが頻繁に起こってうんざりしている人も多いのではないかと思います。私もそうです。
LibreOffice、というか前身の故OpenOffice.orgの頃から一部Java(未だに全部と誤解している人もいるようですが)で書かれた部分があり、すべての機能を使うためにはJavaVM(ちなみにLibOでは「Java仮想マシン」という翻訳で統一しました)が必要なのは事実です。とはいえ、おおむねなくても問題ありません。

具体的にJavaを使用しているのは[ファイル]-[ウィザード]のうち4つと、Baseのデータベースです。
しかしこれは3.6以前の話で、4.0ではFaxとレターウィザードがPythonで再実装されました。これ確かGSoC 2011の成果ですよね。
で、4.1では議題ウィザードがPythonで再実装されることになっています。というか、作業自体はすでに完了しているようです。
あと残るはWebページだけということで。たぶん誰も使ってないので削除してもいい気がしますが。アプリケーションでHTMLを生成する時代じゃないですよねぇ。

BaseはGSoC IdeasにデータベースをFirebirdに置き換えるというのがあって、もしこれが採択されたらJavaVMが必要なくなりそうです。
まぁ結構難しいのではないか(やる人がいないのではないか)と思いますが、もしできたらBaseのユーザーが増えるかも知れませんね。

というわけで、現段階でもJavaVMがなくてもほとんどの機能は動作しますし、LibreOfficeは今後Javaへの依存はなくなっていく方向です。
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