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ICT工夫

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甲府の幕絵展示、開催中

2011-02-03 23:59:11 | 街づくり

Makue0203_953 甲府市中央商店街の「かすがも~る」で、幕絵コンテスト歴代受賞作品の展示が行われています。

2011年1月8日(土)~2月14日(月)、商店街の歩道上なので期間中無休。

歴代幕絵コンテストとは、2007年8月に最初の募集があり入賞作品を2008年1月に展示、続いて2009年1月、2010年1月の展示、これまで3回開催されています。私は「甲府道祖神祭り幕絵コンテスト」に記録しブログ記事のリストも掲載しました。2010年の募集は無かったので代って今回の歴代作品展示が開催されたものと思います。
幕絵コンテストは甲府市中心市街地活性化基本計画事業の中に位置づけられて、「幕絵を一般募集し、中心商店街に展示・審査することにより、江戸時代の商家のイメージの喚起と集客を図る」とされています。

山梨県立博物館では、2010年12月15日~2011年1月31日に、シンボル展「甲府道祖神祭り ―江戸時代の甲府城下活性化プロジェクト―」 が開催されていました。「甲府市幕絵コンテスト」のきっかけともなった歌川広重の「東都名所 目黒不動之瀧」も見られるので出かけたいと思っていたのですが、今回も時間が取れませんでした。
2011年1月16日に つなぐNPOまちミューブログ | 甲府によみがえった!長大な幕絵。 が出ていますが、これは『山梨県立博物館・シンボル展「道祖神まつり」を鑑賞し、甲府道祖神幕絵ゆかりの旧柳町を散策し、提灯の灯りで復元幕絵を見る。』という素晴らしいツアーを計画された特定非営利活動法人つなぐ の記事です。このツアーも狙っていたのですが、やはり参加できず。いつもいつも素敵な時間を過ごすチャンスを逃している私です。

Makue0203_954 かすがも~るの幕絵展示は車道に面して展示されていますので、歩道からは向こう側の幕絵をご覧ください。歩行者天国ではありません。
幕絵は商店の軒先に飾られました。お客様は店の前に立って眺めたはずです。かすがも~るでは同じように商店に背を向けて車道に表を見せていますが、それはこの環境では意味がありません。歩道を歩くお客様に間近でゆっくり見ていただくことが展示の趣旨にかないます。

Makue0203_955 これは第1回のグランプリ作品、南アルプス市立櫛形中学校美術部 「小笠原宿の図」です。その隣は準グランプリだった日川高校美術部 「甲斐八景図2007」 と思えます。

ココリをリニューアルするそうですが、ココリの店内でこれらの幕絵を効果的に使い、昔のように各店舗の前に飾るなどご検討いただきたいと思います。甲府楽市を1階に移転させて、そこで幕絵が効果的に使えそうに思います。幕絵のある楽市は毎日がお祭り!


3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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昨年2010年の幕絵コンテストは作品を記録していま... (ictkofu)
2011-02-04 00:35:02
昨年2010年の幕絵コンテストは作品を記録していませんでしたが、
http://ictkofu.blogzine.jp/kofu/2010/01/post_51fa.html
2010.01.08 第3回甲府幕絵コンテスト
看板の写真は残してあります。この時の展示方法は考えずに写真を一枚撮っただけで、その後に再訪問する時間はありませんでした。

今回2011年の歴代作品展示も、大神宮節分会に出かけて岡島百貨店南からオリオン通りに回った時に交差点で気が付いたので、ネットで情報を得ていたのではないのです。
ICTなど無関心な人々の手で中心市街地活性化事業が成功するのかと、今回も考え込んでしまいます。
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甲府道祖神祭りは江戸で売れっ子の広重をはじめと... (黒駒)
2011-02-08 09:22:44
甲府道祖神祭りは江戸で売れっ子の広重をはじめとする人気浮世絵師に幕絵を発注しただけでなく、幕絵のみならず道祖神祭礼のツクリモノや趣向を発注することで景気浮揚を図っていました。

一般公募作品もいいですが、それをわざわざ見るために人々は甲府市街を訪れるでしょうか。形だけ真似ても中心市街地再生が実現することはないように思えます。
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黒駒さん、コメントありがとうございます。 (ictkofu)
2011-02-08 12:23:58
黒駒さん、コメントありがとうございます。
http://kurocoma.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-3d6a.html
2011年1月23日 (日) 残念な甲府道祖神祭り展
拝読しました。私は県立博物館には行かれなかったのですが、「道祖神」は山梨、県博のキーワードのひとつらしいと思っています。
子供の頃に「さいの神」という言葉を聞いたこと、「どんど焼き」の記憶もあるのですが、ふるさと池袋にもどんど焼きができる原っぱがあった時代のことです。

甲府に来て道祖神を知った時に調べてみたら同じものらしいと思いましたが、幕絵には驚きました。しかしコンテスト初回の展示を見た時にはがっかりして、それ以後はイベント広報や展示方法に関心があるだけです。現状では心を込めた作品で応募された制作者の方々に失礼だと思っています。床の間に飾るものでは無く大勢の人に繰り返し見られて自然に寿命が尽きる、そういうものでしょう。だから商家に昔の幕絵が残っていないのかと・・・

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