ICT甲府
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない




1936年東京は雪でしたが、2010年2月26日の甲府の夜は寒さを感じない小雨模様でした。
20100226a 甲府市中央商店街のコリドさくら町にある桜座で開催された「ガチンコジウムIV-学生と商店主とで考える甲府中心街の行方-」、19時半開始時間にぎりぎり間に合い参加できました。
第一部の 『甲府・都市空間調査2009をふまえて』 という研究報告がどんな内容かという興味があり、その後の第二部、三枝正明(株式会社三枝豆店)、深澤 隆(株式会社フカサワ宝石)、中澤信二(河野スポーツ株式会社)、中川良治(有限会社ブラザー)の各氏が参加される「ガチンコジウム」にも大いに関心がありました。私が甲府市中心部の商店主さんからこういう話を聞くのは初めての体験になります。

第1部の研究報告は坂本裕樹氏(山梨県立大学4年生)でした。「甲府・都市空間調査」とタイトルされると大がかりな調査に思えましたが、2008年度に商店主ヒアリング調査を行い、その継続として行なわれた2009年度聞き取り調査をふまえてのレポートでした。聞き取り調査のエリアは平和通り東側、オリオン通り、かすがも~ると春日あべにゅう、そして銀座通りなどにある商店(物販、飲食)100店舗ほどを対象にしたものです。

両年度の調査では各店から居住の有無、店舗不動産の所有状況、店主の年令、後継者の有無、副収入の有無、駐車場の有無、そして広報活動の有無など、かなり突っ込んだ質問をされたものです。その集計と分析から「甲府中心商店街の現状と課題」としてまとめられていました。ポイントは「広報活動への積極性」が「商店主のやる気」を推し量るものさしになるとして、その「広報活動=やる気」と上記のような質問事項の関連性を分析しているものと思えます。

質問段階では「広報活動」という言葉を使ったものではなく、チラシ、DMの作成配付やネット発信などいわゆる販促活動について尋ねたものだったようです。50代未満の個人経営者で駐車場を準備している商店に広報活動の活発さが見られる、しかし、若い世代でも副収入があるような店主だと広報活動の意欲は低い、また年令が高くても駐車場を準備している商店では広報意欲も高いという分析結果をまとめていると私は理解しました。

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以上の報告をふまえながら第二部のガチンコジウムに入りました。

まずよつびし総研参加の学生さんの側から坂本氏報告についての意見が発表され、その後商店主さんの側から意見が述べられました。今回ご参加の4店は商人塾に参加された方々です。いうなれば甲府市商店街の中でも店舗活性化の理論化にも積極的な方々ですから、それぞれのお話は実に味わい深いものがありました。三枝さんがお話になったことですが、商人塾で指導されたのが「三秒ルール」、すなわちお客様が3秒見たら店の内容が分かるような店構えにするということでした。なるほどこれはホームページのルールと同じです。クリックして3秒(ISDNなら8秒)でユーザーが内容を判断できるページにすべきということに通じます。私はいつもこれで悩んでいます(^o^)

本日の私の感想・・・商店のやる気は広報活動に顕れる、それは認めてよいでしょう。しかし商店の広報活動をもっと掘り下げて考えねばなりません。
1.お店や商品の存在を知ってもらうという漠然とした広報、2.全く新規の客を開拓する為の広報、3.顧客(リピーター)に対して再来店を誘起する為の広報、すくなくとも3つのパターンがあり、それぞれに手法が異なるでしょう。私はホームページを制作する時に常に念頭においているのが発信するターゲットは誰なのか、何処にいるのか、それに合わせたページ作りはどうあるべきかということです。

甲府市中央商店街が1、2を考慮されているなら、街に出かけてきた人に配付するチラシに頼っていたのでは実効は無いはずです。3のように固定客があるので商売が成り立つからチラシなどの紙媒体配付で終わっているのかも知れません、それなら街としての活性化などを行政に頼る必要はない訳です。街の歩行者数など問題では無く、少ない歩行者でもそれが自店への来客とイコールならそれで十分です。静かな住宅地の奥深くにあっても客が絶えないレストランは地域の歩行者数など全く関係ありません。

私は商店主四氏のお話から大きな収穫を得ました。「商店街」というくくりで活性化を考える必要があるのだろうか。それぞれの店のそれぞれの努力が客から評価されるのであり、「商店街(組合)」を表に出して語りたがる人や行政は間違えているのではないか。お客が付合っているのは商店であり商店街を構成する玉石の中からちゃんと玉を選んでいるはずです。甲府市中央部で「商店街」が唯一機能すべきなのは駐車場問題の解決でしょう。甲府市新庁舎の駐車場はそれに向けられるべきだと私は既に書きました。「広報活動」が低下する「副収入」に関連するかも知れませんが公的機関の駐車場活用について他都市の事例を検討するべきです。本日懇親会までは時間がなかったので22時には退出しました、駐車料金400円が安いと感じたイベントでした。

よつびし総研の皆さんの活動にはかねがね注目していたのですが、ネット発信についてはちょっぴり不満はありました。その点について今回はよつびし総研の意欲が広報活動に反映されていないという反省のお話も伺えて安心しました(^o^)
いただいたリーフレットから坂本氏の4月からのご活躍の場を知りました。心からご健闘をお祈りします。

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