「洲崎パラダイス 赤信号」特集はこちら。
山村聰、三橋達也、轟夕紀子、東恵美子、芦田伸介、殿山泰次、フランキー堺、監督の川島雄三、助監督の今村昌平、音楽の黛敏郎……みんな逝ってしまった。妻が生まれた年の映画なんだからしかたないか。生き残っているのは小沢昭一、北原三枝、そして菅井きん(当時から年とった役やってます)ぐらい。
昭和三十年当時、人口抑制に腐心する政治家一家に、あふれるほどの“お荷物”がやってくるというお話。少子化に苦慮する現代を、この頃は想像もできなかったろう。しかし題名に反して、この映画にはほとんど赤ん坊の描写がないことに気づかされる。川島が(身体の障害もあって)“生活”に背を向けていたことも影響したろうか。イブニングドレスで踊る轟夕紀子がなんともゴージャス。
彼女がこの作品の7年後に亡くなってしまったなんて信じられない☆☆☆★★
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